明日飛び立つために

僕はエレファントカシマシというバンドが好きである。・・・と、いうより80年代以降の国内バンドシーンを見て来た身からすると、もはや最後の砦という感じだ。つまり応援と尊敬の意も込めている。

エレファントカシマシというと恐らく代表曲とされるのが「今宵の月のように」と「俺たちの明日」なのだが、このバンドをそれなりに見て来た人達にとっては「そうではない」というのに恐らく異論は無いと思う。まぁどのバンドにとってもそうだろう。商業的にヒットした曲とファンが選ぶうんぬんというのはあまり一致しないものだ。

僕は「友達がいるのさ」という曲が好き・・・というか、これを聴いたときに「あ、完璧だ。やられた」と思って涙を流した。ハッキリ言うが、今でも聴いてときどき泣いている。

僕は好きな曲、影響を受けた曲などを文章でそれっぽく書くことがわりと得意な方だと思う。だけどこの曲だけはちょっと無理。何をどう書いても安っぽくなるだろう。

だからやめた。本当はちょっと書いたのだ。でもヒドいから消した。宮本は天才だ。声質もさることながら、音楽に対し、あそこまで自分を深いところまで落とし込めるところが天才だ。

「明日飛び立つために 今日は寝てしまうんだ」

こんな歌詞、おれが書いたらただのグータラ節なのだ。わかるでしょ?わかってもらえると思う。結局は言葉なんて何を言うかではなく誰が言ったかなのだ。

エレファントカシマシはこの「友達がいるのさ」が収録されている「」というアルバムをリリースし、3年後にレーベル移籍後第一弾としてシングル「俺たちの明日」で再びヒットチャートに顔を出し続ける存在となった。

つまり宮本浩次は意図的にこの「風」でそれまでの自分と決別している。とにかくケジメをつけようと挑んだアルバム製作だったと思う。実際、この曲の中で唄っている「俺はまた出かけよう」とはそういうことなんじゃないかな、と僕は勝手に思っている。

「俺はうまくやるさ」

ありがとう宮本。オレもきっとうまくやってみせる。

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