土門拳の写真がいつでも観れるなんて

世の中には「考えてみればすごいこと」というのが稀にあります。身近だと特に。

いつだったかテレビでやってましたが、京都の人はあまりにも身近すぎて、世界遺産だらけの町に住んでることにピンとこないとか。

さて、そんな僕は山形県酒田市というところに住んでいます。そしてその酒田市には土門拳記念館という有名スポットがあります。

写真に興味がなかった頃の僕は、これがいかにものすごいことなのかを知る由もありませんでした。ほんとアホです。

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きっかけ

ワタクシ若い頃からロック音楽に魅了され、つい3年前まで自らロックンロールバンドでプレイしていたわけですが、そのバンドが解散したのをキッカケにきれいさっぱり足を洗ってしまった状態です。

代わりにヒマ潰しのつもりで始めた写真撮影にずっぽしハマってしまい、現在では「いかにかっちょええ写真を撮るか」ということばかり考えて過ごす日々です。そう、かつて四六時中「いかにかっちょええロックンロールを撒き散らすか」ということばかりだったように。

そんな中・・・いつだったかなぁ、2年前の夏かな?土門拳記念館で「昭和のこどもたち」という展示をみたのは。

きっかけは息子が夏休みに「ピンホールカメラ体験教室」みたいなのに参加して、そのとき撮った写真が土門拳記念館で展示されるというので観に行ったんだっけかな?

その頃の僕はたくさんの子どもたちを撮ってたんです。例の卒園ビデオ製作でね。写真じゃなくて主に動画だけれども。

その年は二つの園を受け持ってたんですけど、何というかちょっとしたスランプにハマってましてね。撮影データを見返すたびに、子どもたちとの間に常に薄ーい壁が2~3枚あるようなクリップしか撮れてなかったんですよ。

そんなときに「昭和の子どもたち」を観たので、それはもう衝撃的でした。

それまで僕の持つ土門拳という人のイメージは「昔気質の職人」てやつでして、まぁ悪く言えばガンコジジイで怖い人というもの。

ひょっとするとそれは当たらずも遠からずだとは思うんですが、それに加え「とんでもなく子どもが好きな人なんだな」とあの日初めて知りました。そうでないと子どもはああいう表情を見せません。

それに優しい人だな、と。なぜなら被写体を傷つけるような写真が無い。もちろんドキュメンタリーですから悲惨で過酷な写真もありますが、それでも決して被写体である子どもたちを利用するかのような意図が見え隠れする写真は無かった。少なくとも僕はそう感じました。

現在僕は小学校のPTA広報部として子どもたちの写真や動画を撮ってるわけですが、ほんと子どもって正直なんですよ。楽しけりゃ笑うし、つまらなけりゃムスっとする。

「はい笑ってー」なんて言って笑う子はいません。笑ってほしけりゃ、ビビってないで自ら輪の中にグっと入っていかなきゃいけない。これはほんとそう。

そういったことも含めて、あの日みた「昭和の子どもたち」にはいろいろ学ぶことがありました。

それ以来、すっかり土門拳記念館にハマってしまいたびたび足を運ぶようになりましてね。そうこうしてるうちに、ちゃんと会員になった方が断然お得なことに気づきましたので、今は年間会員です。

行ってきた

今やっている「室生寺 モノクロの光と影」が4月14日までということなんで行ってきました。こちらは1月にも行ったんですが、どうしてもあのブツ撮りがもう一度観たくて。

その前に池の周りを散歩してみました。ところで君は帰らないのかね?

おやおや、ここはいいスポットですな。誰かモデルさんやってくれませんか?

現在、単焦点の中望遠レンズ修行中なんで全景は撮れません。

ここ、ぶわーっとアジサイが咲くのよね。楽しみ。

こんな素晴らしいトコ、そして土門拳の写真があんなでかいサイズで観れるトコ。そんな場所が自宅からクルマで10分程度で着くなんて、ひょっとして僕はとんでもなく恵まれてるんじゃないだろうか?

というわけで

このあと入館しました。中は撮ってません。作品以外は特に撮影禁止では無いみたいでしたが、まぁ何も撮る気になれませんよ、土門拳のブツ撮りに圧倒され過ぎて。

特に仏像。僕、そっち方面何一つわかりませんが、わかんなくてもあの凄さは伝わります。

というかあのコーナーは疲れます。凄い作品というのは吸い込まれそうになるから疲れるんですよ。

凄いモノって押してくるエネルギーじゃないんですよね。押してくるのは交わせますけど、引力だけはね。

音楽でもそうでしょ?例えば僕にとってストーンズのレットイットブリードはとても引力が強いので、風邪を引いてるときなどはとてもじゃないけど聴けません。ロバート・ジョンソンのブルーズとか言った方がわかりやすいでしょうか?

というわけでみなさん。特に写真に限らず、何かモノ作ってるみなさんですね。

自分がやってることに迷いや不安が出てきたら土門拳記念館へ行くべきですよ。思いっきりビンタしてくれますから。

ではまたっ!!

※土門拳記念館公式サイトはこちら

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