昨日は小学生のバレーボールの撮影に行った。
同じ町内に住むお母さんの娘さんが出場する、小学生最後の大きな試合というので記念で撮ってほしいと頼まれた。
もちろん二つ返事でオーケーした。チームにはPTA役員仲間の娘さんも同じく6年生だったので、彼女たち二人を中心に撮影した。
本格的にバレーボールを撮影するのは初めてだったので、前の晩にネットでたくさん予習をした。そのおかげで自分の撮影力と手持ちの道具の精一杯のライン近くの撮影が出来たと思う。百数十枚のデータは昨晩のうちにネット経由で渡した。
今日、また別の行事でそのお母さんにものすごくお礼を言われた。正直、お礼を言いたいのはこっちの方だよね、という気持ちもある。
というのもこのお母さんは前々から写真というものをすごく大切に思ってくれている。数度、用事があって自宅の玄関に入ったことがあるが、きちんとプリントされた子どもたちや家族の写真などが飾られていた。
僕みたいな趣味カメラマンがそういう方にお願いされるのは嬉しく思う。写真という記録作品の大切さを共有できた嬉しさというべきだろうか。
世の中写真の価値がわかる人ばかりではない。実際そういう人たちに軽い気持ちで頼まれ撮った結果傷つくことだってある。もちろんその人たちが悪いわけではないし、どんなことであれ、価値観からくる熱量の差ですれ違いが生じることはいくらでもあるから仕方がない。
ただ稀に今回みたいに本当に写真が好きな人、子どもの成長記録を大切に思っている人と想いを共有できると本当に写真やってて良かったな、と思う。
もちろん僕は商売としてカメラマンを目指すつもりは一切ないし、そういった人たちの領域を邪魔するつもりもない。
けれども僕は、例えば同じ学校に通う保護者仲間だったりするのなら、可能な限り自分で力になれることはやりたいと思う。それが僕みたいに写真が好きな方の頼みであるなら断る理由が全く無い。