【霊の通り道】僕がこれまで唯一体験した心霊体験

どうもオガーです。お盆ですね。

僕は幽霊とかそういう類のものを全く信じていないタイプですが、この時期にご先祖様がお帰りになられるとか、そういうことまで否定する気はございません。そりゃ誰だってたまに帰りたくなることくらいあるでしょう。

信じていないというのはウラメシヤーとかそういう系のちょっと涼しくなるような話ね。人間が人間を恨んで出てくるんだったら、虫や動物もお化けとなって出てきてもいいと思うんですけどね。そっちの方が人間にたくさんひどいことされてるんだから。

でも、不思議と「今まで殺虫剤でやっつけた蚊が、幽霊となって集団で襲ってきた」とかいう話は聞いたことありませんね。人間には魂があるから?いやいやわかりませんよ?彼らにだってそれが無いとは誰が言えましょう?

冗談です冗談(笑)確かに世の中人間だけの理屈では解明できないものってたくさんありますからね。それはさすがに思います。

だって、こんな僕にさえ未だにアレは理解できないなってことがたったひとつあるんですよ。本日はそんなお話。

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時は1998年2月

僕は高校卒業と同時に上京し、約7年住んで帰ってきました。

なぜそのタイミングかと申しますと、実家(いま住んでるとこ)の目の前の通りが道路拡張工事に入り、住居も建て替えることになった。

僕をリアルでご存知の方は理解できると思いますが、ウチは住居の他、営業所も隣接しています。そちらの方がひと足先に完成したのが98年の2月で、そのタイミングに合わせ帰ってきたわけです。

4年で帰ってくる約束を反故にし、ズラズラ3年も延長していた身なわけですが、特に東京という街で何が何でもこのまま続けたいってことも無かったし、まぁ最後の方はすんなりとね。

んで、営業所はあっても、住居は4月完成予定。ですので旧住居を取り壊した前年11月から僕以外の家族(父、母、妹)は同じ町内のアパートを借りて約5ヶ月仮住まいをする計画。

そこに僕が合流し、残りの2ヶ月間を一緒に住むことになったというわけです。

とある日の晩

そのアパートはお世辞にもキレイとはいえず、まぁボロイです。木造築ウン十年というシロモノ。

だけどまぁ僕も19~20歳の頃にボロアパートに住んだ経験もありましたし、実際ここに来る前もアパート暮らしだったので、そんなにうんざりするほどでもありませんでした。あんな狭い居間でぎゅうぎゅうと家族と食事するのも生まれて初めての経験だったので、なかなか新鮮でしたよ。

ちなみに父は耐え切れず、営業所が完成した時点でアパート暮らしから脱落。1人気ままに事務所2階の休憩スペースに布団を敷いて寝ておりました。

さて、ある日の晩。

いつものように家族で夕食を食べ、テレビを見て、風呂を済ませ就寝。

そのアパートは2階建てでありまして上には2部屋。そこを僕と母&妹という感じでそれぞれ一部屋ずつ使用。

いつものようにマンガか雑誌を読んだり、ウォークマンで音楽を聴いたりして、寝たのは12時ごろだった思います。別に普段と変わりなく。

突然、息苦しさで目を覚ます僕。

しかも身体が動きません。意識的に右腕を上げようとしてもピクリとも動かず、そしてどう頑張っても目が開かないのです。

呼吸はというと、まるで標高が高い山の酸素が薄い状態・・・、いや待て、標高の高い山になんて行ったことがないな。じゃあ、全力で100メートル走ったあとみたいな・・・いや、あんなにゼーハーゼーハーする感じでもない。あ、大きなビニール袋でも頭から被ってる状態に近いかもしれない。

(ムムッ?何だかおかしいぞ?そうか、これがいわゆる金縛りというヤツか。やった。初体験だぞ。友達に自慢してやろう)

間違いなくこう思ったのを覚えています。そうなんです。頭の中はヤケにクッキリしてるんです。むしろどんどんクリアになっていく感じ。だけど、さっぱり身体が動きません。ちなみに体勢はいわゆるまっすぐ天井を向いている状態。

(しかし、これいつ終わるんだろう?いい加減苦しいな・・・)

そんなことを思ってたちょうどそのとき・・・

ドドドドド

ドドドドド

ドドドドド

ドドドドド

ドドドドド

足音みたいな・・・いや、あれは足音です。そう確信できるほどの音が寝ている僕に向かって近づいております。5,6人ほどの集団が走ってる感じ。

そんな音があっという間に僕の左右を通り過ぎていきました。と、思ったらその瞬間。

ドドドドド

ドドドドド

ドドドドド

ドドドドド

ドドドドド

いきなり今度は僕の身体の周りを走り始めました。

これも確信して言えるのですが人数は二人です。しかも大人と子供。

なぜ、そんなことを言えるのかというと足音のリズムがそんな感じで混合してたから。

・・・一見、この僕がとても冷静沈着に見えるでしょ?正確に人数まで分析しちゃってさ。

いやいや、違うんです。このときもうすでに僕はビビリまくっています。

そんなパニック状態の身でもはっきりわかるくらいのごり押しさなんですよ。遮断したくても出来ないくらいの情報伝達力なんです。

(金縛りって身体がくたびれてるとかいうのが原因じゃなかったのぉぉぉぉ)

焦っております。そりゃ焦りますよ。あんなに「お化けなんているわけないだろ?思い込みだ思い込み」とか言ってた人間が、今まさにこれは確実に幽霊だと認めざるを得ないという体験に遭遇してるんですから。

相変わらず頭の中はくっきりです。そんな僕が出来る唯一の対抗策はこれしかありません。相変わらず口は開きませんから、仕方無しに心の中で・・・

ナムアミダブツッ!!ホーレンゲキョーッ!!

ナムアミダブツッ!!ホーレンゲキョーッ!!

ナムアミダブツウウウウウウウウウッ!!

ホーレンゲキョオオオオオオオオオ!!

昔「あなたの知らない世界」で新倉イワオが霊に遭遇したら念仏唱えろとおっしゃってました。だけどさっぱり効きません。イワオに騙されました。

そして僕は目を開けようとします。

よくホラー映画や心霊体験再現VTRなどで、主人公に対して僕はこう思ってました。

「おまえ、だからなんでわざわざそっちに見に行くの?そこで黙ってればいいじゃん?バカじゃねーの?」

このとき僕はようやく彼らの気持ちを理解しました。

得体の知れないものに遭遇したとき、人はそれを確認したいという気持ちが強くなります。

なぜなら、得体の知れないままでいられることの方がよほど恐いんです。

このときの僕も、とにかくこのままだとおれは死ぬだろう、という恐怖に包み込まれ、頑張って目を開けようとします。が、無理でした。どうしても無理でした。

そんなことをしていると、僕の周りを走っていた足音が少しずつ小さくなっていき、この恐怖体験は終了します。

夢ではありません。なぜならこの後、僕の身体の硬直は解け、それと同時に枕元の目覚まし時計を確認する行動まではっきり覚えているから。

時刻は午前2時20分でした。

数日後

そんな出来事はその日限りで、僕は何事もなく毎日を過ごしていました。

「あれはたぶんアレだな。慣れない環境の暮らしと、疲れと、寝る前にウォークマンで聴いた音楽とか、いろんな複合的要素で、まるで心霊体験のような金縛りになっちゃったんだろうな」

僕はそんなふうに解釈しました。

ある日、母親の軽自動車に乗り込もうとした際に、アパート隣が自宅のおばちゃんに声を掛けられました。僕が小さい頃から知ってるおばちゃんです。

「オマエさん、こっちの暮らしには慣れたかい?」

「うん、まぁだいぶ慣れたよ。ただ、知らないうちに疲れとかストレスが溜まってたみたいで、このあいだ金縛りみたいなものに生まれて始めて遭遇したけどね」

おばちゃんに事の経緯を話すと、彼女は苦笑いしたような表情でこう言いました。

「ここは霊の通り道だからね」

「霊の通り道?」

「うん、ほら、あのへんが霊安室」

彼女が指差した数十メートル先は、現在では無くなった市立病院でした。

「この通りに住む人は何人か体験してるよ。あまり気にするんじゃないよ」

・・・んなわきゃーない。「霊の通り道」なんて言葉初めて聞いた。

仮に霊というものがこの世に存在したとしても、亡くなった方が集団でこの通りを走りながら北へ向かわなければいけない理由なんかあるのか?ましてや僕の周りをグルグル走る必要なんて!?

あれは疲れによる金縛りと、寝る前に聴いた音楽のせい。今でも僕はそう思っています。

最後に

以上が、僕が生まれてから約45年で唯一体験した心霊現象(みたいなもの)でございます。

やはり腑に落ちない点は、「あそこが霊の通り道なんて話をそのとき初めて聞いた」ことですね。体験前に知ってたなら辻褄が合うんですけど。

とにかく今日書いた話は、全て真実でございます。

友達から聞いたとか、そういう類のものではなしに、全て私オガー本人があのとき体験したことでございますので、そこんとこは信じていただいて結構です。

それでも僕は、今でも霊というものを信じていません。

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