十数年ぶりにプロレスを観たら面白かったので、そんな話。

この夏、十数年ぶりにテレビでプロレスを観ました。新日本プロレスのG1クライマックス優勝戦。録画モノだけど。

いつの間にか新日本プロレスは盛り返してるんですな。選手のパフォーマンスも会場の熱気も凄かった。

内藤哲也って選手は素晴らしいですね。往年の武藤敬司っぽい華やかさを感じました。ああいう選手がいるならこれからも観たいな、プロレス。

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僕とプロレス

2000年ぐらいまではテレビでプロレスをよく観ていた僕。

観なくなったのはテレビ中継をいつやってるのかわからなくなっただけではなく、恐らくアントニオ猪木や長州力が引退したことと、何より世の中がリアル格闘技ブームに突入したことで、だんだんプロレス自体が迷走していったことだと思う。

前回の記事で、僕は「基本的にプロスポーツ観戦は選手の技術を観て楽しんでいる」と書きましたが、プロレスにおいてそれは当てはまらない。

それはプロレスが「プロのレスリング」ではないことはみなさんも重々ご承知の上だろうし、昨日書いた高校野球以上に「プロレス」という世界が独立して存在している。

プロレスは連続性を楽しむもの。そしてリング内外を含めた複合的要素で楽しむもの。僕にとってはローリング・ストーンズと同じだ。ストーンズの面白さもじつは単発の音楽やステージパフォーマンスだけを以ってそれを知るのは難しい。

ストーンズが嫌いな人はたぶんそこが原因なんだろう。でも、それは正しいのだと思います。彼らはあくまで音楽家なのだから、そこだけを判断基準にするのは当然。ただ単純に、どっぷり浸かってしまった人にとっては抜け出すのはなかなか難しい、ただそれだけのことです。

おっと、プロレスの話ね。

僕がプロレスのファンになったのは恐らく小3頃で、全日本プロレスのミル・マスカラスがきっかけ。それからご他聞にもれず、新日本の初代タイガーマスクに衝撃を受けブームに巻き込まれていったタイプ。

プロレスはリング内外を含めて楽しむもの、と書きましたが、この初代タイガーマスクだけはリングのパフォーマンスだけで人を惹きつけることが出来る選手だったと思います。

Youtubeにアップされてた動画をひとつ紹介しておきますので、よくご存知の無い方はぜひご覧ください。現代でも十分通用するパフォーマンスです。

ただ飛んだり跳ねたりの身軽な選手は他にもいるのかもしれないけど、この人の場合は格闘技の下地があってのそれだから、妙な説得力がありますね。凄すぎる。

僕とアントニオ猪木

そして当時のプロレスブームの立役者のもう1人、アントニオ猪木。

今では「ダー」とかビンタとかやってる変なおじいちゃんですが、現役の頃はカリスマ性の塊で常に狂気と殺気を身にまとった僕の憧れでした。人間的にアレなのは何となく伝わってくるので、個人的にお近づきにはなりたくないとも思いましたが(笑)

とにかく「プロレスラー」、そして「エンターテイナー」としての猪木さんが大好きでしたね。

彼はいわゆる完璧じゃないんですよね。ハマるとミラクルを起こすんですけど、ハズすこともしばしば。

そして頑固に「我が道をいく」タイプ(それは馬場さん)でもなく、とにかく常に時代を意識して前へ前へ進もうとしつつも、気づけば右往左往してて、最後にはわけわかんなくなる。

猪木さんの仕掛けが失敗してお客さんが暴動起こしたこともありましたね。両国国技館で放火とかね。昭和だなぁ(笑)

そのへんがね、僕の中ではちょっとミックジャガーと被って面白いんですよ。

最後にちょっとだけこぼれ話

かつて僕が所属していたロックンロールバンド、THE RED NOSEが2015年秋に地元ライブハウスでワンマン興行を行いました。

150数名の来場者数と、その2ヶ月前にリリースした200枚だったか300枚だったかのアルバムも完売しましたので、プロジェクト的には成功したと言えます。

いま振り返ると、あのプロジェクトリーダーとしての僕の進め方は完全にプロレスの影響だったなと思います。

「いま振り返ると」と書いたのは、それを意識してはいなかったということですよ。どちらかといえばゲーム業界の大作リリースに向けての進め方を参考にしてましたから。

でも、プロレスでしたね。あれは完全に当時の新日本プロレス、いや猪木さんだった。

ただひとつ、僕の大失敗はその後のことを何も考えてなかったということ。いや、考えながらやらなければいけないのはわかってたんですけど、さすがの僕も頭が回らなかった。

あの直後に一本ブッキングしとくという手が最善だったし、実際そういう話も頂いてたんですけど、メンバー間で折り合いがつかなかった。

それが今でも心残りです。

さて、あれは1995年の新日本プロレスとUWFインターナショナルとの前面対抗戦のあとだと思います。

誰もが絶賛した両団体エースの対決試合にケチをつけたのが猪木さん。記者に向かってこう言いました。

「確かにいい試合だったと思う。だけどみなさん、あの対決をもう一度観たいと思いますか?」

この言葉が今でも忘れられません。もう一度観たくなる試合、もう一度観たくなるステージ、それはいったい何なのか?

ずっとそれを意識してやってきたつもりでしたが、僕のミスは、最大の大一番への過程でそれまでをも念頭から取っ払ってしまったことにあるのでしょう。

では。

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