ワタシにとって怒涛の2025年も気づけばあっという間に最終日となりました。大げさではなく本当にあっという間に通り過ぎていくこの1年間のスピード感はかつて経験したことがないほどのものだった気がします。
誰にでも人生においてどうしてもクリアしなければいけない問題というのがたびたび発生しますし自分はまさにいまその局面にいるわけですが、それも何とかなりそうな兆しが昨日見えたので、今はこうやって大晦日の朝の雰囲気を楽しみつつこれを書いています。
さて、前回…といってもひと月も前の記事ですが腕時計について少し書きました。
基本的に僕は腕時計が好きなタイプです。厳密には60~80年代前半のSEIKOの腕時計ですが、あの時代のSEIKOは5本所持していて、気分によって毎日付け替えています。別に誰かに見せびらかしたいわけでもないし、見せびらかして自慢になるような時計たちでもありません。
ただ、5本全て僕の気分があがります。服にしても靴にしてもそうですが、身に着けるものは自分の気分がよくなるようなものがいいです。それは決して高価なもの、おしゃれなものではなく、気に入ってるものという意味ですし、こういう感覚をまだ失くしていない人が僕は好きです。それは職業や立場に関係はありません。
さて、その5本のSEIKOの腕時計ですが、2本は父親からもらったもの、3本は自分でネットオークションや中古ショップで買ったものです。とはいっても最後の5本目も10年以上前に入手したもの。それでも全てが2025年現在、ほとんどの狂いもなく時を刻み続けています。
このように古い時代のSEIKOが好きになった理由は、僕が30代のときに父親からもらった一本のロードマチックという自動巻き時計がきっかけです。型番は5606-7000。1970年前後に生産されたいわゆる普及機ではありますが、初めてみたときにちょっとした感動を覚えたものです。

漠然とした言い方になりますが、この潔いシンプルさがとても好きです。日本の高度経済成長期真っただ中に生まれたこの時計、世のお父さんたちはこの国はまだまだ成長すると信じてこの時計を着けながら働いていたんだなぁと思いますし、たぶん僕の父もそうだったのでしょう。
だから僕も自分への戒めの意味でこの時計を着けて働いてる日が多いです。雨の日や雨が降りそうな日は避けてますけれども。

ベルトは途中でステンレスから革に変更しました。ちなみに一度動かなくなったときがあったのでオーバーホールに出しました。それ以降元気に動いています。
…なんて軽く書きましたが、50年以上前に作られたものなんですよね。それが今でも時を刻み続けている。これはひとつの奇跡に近いのではないでしょうか。
というより僕も工業製品業界で商売をさせてもらっている身ですので、日々さまざまな製品を見る機会があります。そういう日々の中で直しながらずっと使われている機械を目の当たりにすると、昔のメイドインジャパンはすごいなぁを感服することがあります。
今は何でも使い捨ての時代ですが、僕はどちらかというと一つのものを長く使い続けたい方だし、そもそもそれは日本の文化でもあったわけですから、時代がまたそういう方向にシフトしていけばいいなぁと感じますね。
ということで今年も終わります。2026年も引き続き頑張っていくつもりであります。自分が生まれる前に作られた時計が今でも元気に時を刻み続けている以上、僕も頑張らなきゃねと思うのでね。
では、よいお年を。

