さて、毎年のことではありますが、小学校の運動会が終わったあたりから僕の商売の繁忙期が本格化いたします。
冗談抜きで30日間ほど休みが無く、もちろん日によって忙しいときやそうでもないときもありますが、朝からどこかにお出かけするとかは不可能で、基本的に同じような日々の繰り返し。
となると、楽しみといえば友達といつもの近所の居酒屋でギャーギャー話すか、配達中に写真撮って悦に浸るかくらいしかないのであります。
その写真遊びにしたって、全くストレスが無いわけではありませんよ。
僕は基本的に毎日ミラーレスカメラに古いレンズをくっつけて持ち出してますが、その古いレンズってのはズームが出来ないいわゆる単焦点レンズってなものでしてね。
なんでそんなもん持ち出すかといえば余計なレンズが入ってないぶん、写りがすっきりして気持ちいいからなんですが、やっぱりズームが出来ない、つまり焦点距離が変えられないってのは時に不便なんです。
まぁ別に不便といったところで、別にどうしても撮らなくてはいけないものなんて配達中にあるわけがないので「少し残念」程度のストレスなんですけどね。
でも、ただでさえ繁忙期のルーチンワークでストレスメーターが上がってきてるところに、わずかとはいえ遊びでまでストレス溜めたくはない。
ですのでね、最近は素直にズームレンズを装着して持ち出してます。これまた古いミノルタのMD ZOOM ROKKOR 35-70mm F3.5ってやつですけどね。
MD ZOOM ROKKOR 35-70mm F3.5とは?
さて、このミノルタのMD ZOOM ROKKOR 35-70mm F3.5はズームレンズな上にマニュアルフォーカスという、僕みたいなスナップ愛好家にはなかなかの苦行仕様です。まぁ1978年製なんで当たり前ですけどね。
なんでこんなもん買ったかというと、前にご紹介したMC W.Rokkor-SI 24mm F2.8と同じようにライカのVARIO-ELMAR-R 35-70mm F3.5と全く同じ設計というエピソードがあるからですよ。
いや僕はね、正直言ってライカのELMARIT-R 24mm F2.8もVARIO-ELMAR-R 35-70mm F3.5もそんなに興味はないんです。
だけどね、あのライカの一眼レフ用レンズと兄弟だかなんだか言われれば、そりゃ試したくなるのが人情ってもんですよね。今回のズームレンズなんてメルカリで3000円程度で売ってたんですから。
・・・逆になんでそんな大層なモノがそんな安値で取り引きされてるんだ?って気持ちが無いわけでないですが。
作例
まぁつべこべと御託はいい。レンズなんか撮っちまえばわかるし撮らないとわからんってなもんです。ということで作例を。
ちょっとホワイトバランス間違えたようで、かなりレトロチックな色合いになりました。
スプラトゥーン3、バカ売れしてるんだってね。うちの息子が4年生後半あたりから全然ゲームやらなくなっちゃって、今回も「おい、スプラトゥーン3出るんだってよ。たまにはゲームでもやれば?」と奨めたんですが「興味がない」そうで。その代わり毎日YouTubeで格闘技の動画漁りばっかりやってます。
郊外へ配達した時にパチリとね。自販機コーナーってわくわくしない?
まぁ郊外じゃなく市内でも今時期はこんな景色なんですがね。
ほぅ。
僕の配達ルートから。
この繁忙期、毎日お世話になっている自販機ポイント。
さて、事務所に戻ろ。
その西日が入ってくる事務所で自分の影をパチリ。
ということで
いやね、前回同じくライカの兄弟だなんだと言われているMC W.Rokkor-SI 24mm F2.8のときはね、確かに「おおっ?!」とくるものがありました。あれは確かに僕が所持しているオールドレンズの中でもかなり上位でした。
けれども今回のMD ZOOM ROKKOR 35-70mm F3.5は正直言ってそうでもないかな。もちろんあの時代のズームレンズですからね、過度な期待をしちゃいけないんですけれどね。
もちろんブログに貼り付けるために画像はいつも圧縮されていますので、本来の画質とか撮ったままということはないです。
でも、それって他のレンズで撮ったこれまでの作例とかも同じ条件なのでね。なんというか「こりゃあいいぞ!」と思ったレンズで撮った写真って圧縮されたサムネイルサイズで鑑賞してもいいんですよ。
そういう意味で今回のMD ZOOM ROKKOR 35-70mm F3.5は僕にとってそうでもなかったかなというのが正直な感想です。やっぱ僕は単焦点が好きですね。趣味で撮るやつならなおさらね。
ということで明日の配達からはまた単焦点レンズに着替えて持ち出すことにします。
ではまた。