ああ、それにしてもX100Fが欲しい。

コンパクトデジタルカメラ

みなさんは趣味、というか生き甲斐みたいなものはおありだろうか?

それは何か道具を要するものだろうか?

そしてそのモノに対して、何というか、道具以上の惹かれる何かを感じたことはあるだろうか?

僕はない。というかこれまで無かった。それが今、フジフィルムのコンパクトカメラX100シリーズ。それの現行機であるX100Fに異常なほど惹かれている。

「誰か助けて」という感じである。

スポンサーリンク

僕が写真を撮る理由

ご存知の方もいると思うが、最近の僕は写真を撮るのが生きがいである。

とは言っても、春夏秋冬、イベントがあったらカメラを持ち出して、という類のものではない。具体的には、梅だ、桜だ、あじさいだ、祭りだ、花火だ、紅葉だ、雪だ、日曜日だ、夕焼けだ、星空だ、飛行機だ、鳥だ、花だ、etc…

というのを理由に写真を撮ることは無い。毎日生きてたらそういうのが身の回りで発生するからそれらを撮ってるのだ。

え?意味がわからないって?うん、言ってる僕もよくわからない。

簡単に言えば日常的に撮っているのだ。とは言っても日常を撮ってるのではない。日常的に撮ってないと撮れないものを撮りたいから撮ってるのだ。

だから厳密に言うと、例の散歩も別に「歩く」という行為がしたくて歩いてるのではなく、歩かないと撮れないから歩いてるのであって、しかもそれとて歩いてれば撮れるものではないんだけど、歩かないことには撮れることも絶対にないから歩いてるのだ。

ますますわかんないって?まぁそう言いなさんな。ただ確実に言い切れるのは、僕は別に自分のライフログが欲しいわけでも、Googleのストリートビューに協力したいわけでもないってことである。

道具は足りている

そういう用途で使うカメラなんて、正直に言えば何でもいい。いや、何でもいいわけではない。とりあえず毎日持ち出したくなるカメラ、持ち出すのに苦ではないカメラが最適で最高性能というわけだ。

だからRX100を使っている。RX100の描写がすごく好きだから毎日持ち出してるし、軽くて小さいから常に携行している。

他にもCanonの一眼レフ機が二台あるが、こちらは完全に携行性能うんぬん言っていられないときで、物理的にそれでないと撮れないときや画質を求めるとき。つまり、子どもの行事やPTAのお仕事、動画製作に使う素材撮り、ライヴハウスを初めとした暗所での撮影、そしてRX100ばかり使い続けて飽きたときなどの散歩のお供など、完全に用途が決まってる。

そして事足りている。RX100と二台の一眼レフカメラで、僕が写真を撮る場合の道具は今のところ事足りている。

所有欲

僕にとってカメラとはそんな感じなので、もちろん愛着はあるにせよ、使い捨ての道具とまでは言わないけれども、それ以上のことを特別思うことはなかった。

つまり古今東西のカメラを何台も集めてしまうコレクターという人達。ああいう人達の気持ちはわかるけれども、どうやら自分はそういうタイプではないらしいということには気づいていた。

ところが。

昨年末に興味を持ったフジフィルムのX100Fというカメラが、最近になって強烈に、ほんと強烈に欲しくて仕方が無いのだ。

※公式サイトはこちら

焦点距離35ミリのF2という単焦点レンズ。X-Trans  CMOS III & X Processor Proという、フジフィルムの看板APS-Cセンサー。画期的なビューファインダー。そしてフィルムシミュレーションというクリエイティブ・フィルター。

そんなことはどうでもいいのだ。

ルックスが、存在感が最高なのだ。

なんだこのかっこいいカメラは!!

特にブラック!!ブラックがかっこよすぎる!!

僕はこれまでカメラやレンズを選ぶときは、上のようなスペックを熱心に調べたり、描写の作例を死ぬほどみたりしたのち、自分にとってのいるいらないをやってきた。色だの形だのは二の次だった。

だがしかし、今回はそのスペックだの描写が二の次だ。

このカメラを所有したい。このカメラを首からぶら下げて街を歩きたい。

毎日戦っている

というわけで、ここ最近の僕は毎晩自分の所有欲と戦っている。X100Fが不要な理由を自分に言い聞かせている。

「日常スナップなんてRX100で十分すぎる」

「ポケットに入らないんだから、そのうち持ち出さなくなる」

「どうせ首からぶら下げるんなら、フルサイズセンサーのカメラあるんだからいいじゃない」

「フィルムシミュレーションなんて2~3回使ったら飽きる」

我ながら全部そのとおりだと思う。全部そのとおりなんだが悪魔が耳元で囁く。

 

「このカメラがある暮らしをしてみたくないか?」

 

こりゃだめだ。どうしようもない。

世の中にはたくさんの趣味や生きがいがある。

ギターを何本も買う人がいるし、釣竿を何本も買う人もいる。ゴルフだって、キャンプだって、スノーボードだって、自転車だって、ジョギングだって、最低限のシステムで済んでしまってる人ばかりではあるまい。むしろ少数だろう。

手元に置きたい。眺めたい。磨きたい。写真なんかあまり撮らなくたっていい。X100Fがある暮らしをしてみたい。

え?さっさと買えって?あんたなに言ってるんだ?

 

これ11万円とかするんだぞ??

 

なんだ11万って。一眼レフ機でもLレンズでもないんだぞ?言っちゃなんだが、ただのコンデジだぞ?

それが11万ってあんた。車検か!?これは車検なのか??

いや、ばかばかしい。コンパクトデジタルカメラに11万はさすがにばかばかしい。

でも、ライカに比べれば・・・いや、なに言ってるんだおれ。ライカなんて今まで口に出したこと一度も無いじゃないか。

11万は高い。だがこの存在感は高いけど安いんだよ。いや、意味がわからない。

そうだ。別に現行機でなくてもいいじゃないか。これは四代目。別にルックスはほとんど同じなんだし旧型でいいじゃないか。AF遅いだの、エンジンがどうだの、そんなことどうでもいいじゃないか。

あああああ、欲しい。とりあえず近くのカメラのキタムラでカタログ貰ってきちゃった。ではまた。

タイトルとURLをコピーしました