お別れは突然やってきて…

クルマ

生活を共にした愛車とのお別れが突然やってきてしまった。今月迎えた車検を通すのに想定の遥か上をいく整備費用が記載された見積もり金額が出たためだ。

息子が4歳になる直前に買ったクルマ。ちょうど👇こんなときだ。

あれから約10年間、我々親子はあのクルマと一緒に生活し、そして息子は成長した。そしてこんな感じになった👇

日産ラフェスタ・ハイウェイスター。僕が初めて新車で買ったクルマ。初めて乗ったあのときからこの日まで、総走行距離を表すオドメーターの最後の表示は20万キロを超えた。

クルマとお別れするときには誰もが事情がある。これまで僕は初代ユーノスロードスター、32型スカイラインGT-S、そしてラフェスタ・ハイウェイスターと乗り継いできたが、それぞれ理由があった。

結婚するから。

チャイルドシートを載せなきゃいけないから。

遠出が増えるから。

仕事でも兼用で使わなきゃいけないから…など。

今回だってそうだ。「この先どんな不具合が出てくるかわからない機械にあれほどのお金を掛けてまで残す理由が無いから」である。同じお金を掛けるならまだ寿命がありそうな機械に使うべきだ。

だから乗り換える。この僕の判断はけして間違っていないと思うし、文化遺産レベルの歴史的名車でもない限り誰もがそうするはずだ。

そう、間違っていないのだ。けして間違っていないのだけれども僕はいま後悔している。それは「もう少しきちんと乗ってあげればよかった」という後悔だ。

もっと洗車をするべきだったし、エンジンオイルの交換頻度にももっと気を使うべきだった。ちゃんと定期点検に出しておけば、車検時、想定外の整備の必要は起きなかったかもしれない。

僕はもともとクルマが好きだし、商売も機械系であるから、ある程度機械に対する整備の必要性もわかっているつもりではあった。だが、どうしてもこのラフェスタ・ハイウェイスターにはあまり気を使ってやれなかったのには理由がある。

それは購入時、単純に便利そうな「道具」として選んだからである。実際便利ではあった。だけど「クルマという生き物」として扱ってやれることは最後まで無かった。

もちろんクルマはただの工業製品であり、機械部品の集合体である。けっして生命体などではない。

けれども長い時間生活を共にしようとするならば、やはりそういった機械はある程度「生き物」として扱ってやらないといけないと思うし、実際、先の2台に対してはそんな感覚を持っていた。

なのに乗り換え先のクルマを選ぶ上で、僕はまた同じ過ちを犯しそうになった。

燃費が良くて…

家族に不満が出なくて…

いい年齢なんだからあまり目立たず…

維持費があまりかからなそうな…

そういったことを考えてるときにハっと我に返り、もう一度最初から選び直すことにした。上記の要素はとても大切だけれども、何より一番最初に持ってきたいのは「長く愛着が持てそうなクルマ」という点にするべきだと決めた。

高価なものを買う予算は無いし、現時点では子育てを含むさまざまなことに配慮して選ぶつもりだ。だけどひさしぶりにクルマを新しい生活の相棒が来ることを今はワクワクと待ちわびている。

いつもピカピカにして乗るつもりだ。

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これまでのクルマたち

ユーノスロードスター(NA6CE)

 

 

日産スカイラインGT-S32型

 

 

日産ラフェスタ・ハイウェイスター

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