鳥海山の頂上まで本当に行って来た話—前編—

先だっての8月26~27日、私オガーは鳥海山を制覇してきました。

ええ、このインドア界の貴公子なる異名を持つほどの僕が、なぜそんな自虐的なことをやるハメになったのか?

それについては以前の記事をご参照ください。

—鳥海山の頂上まで登らざるを得なくなった話(2017年6月29日投稿)—

それでは写真と共に振り返って行きたいと思います。

なお、ガイドブック的な要素は皆無な記事でございます。ただ感想をずらずら述べているだけでありますので、そっち系をお求めの方は他のサイトをご参照くださいね。例えばコレとか。

それでは参りましょう。ミスターインドア登山初心者44歳の本音全開のレビュー記事です。

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持参したもの

  • リュックは20数年前のアウトドアファッションブームのときのナメたようなブツ。当時友達からもらった。
  • 着替えとかタオルとか。
  • 親戚の登山好きのおばちゃんから借りたウインドブレーカーと杖。
  • 国道沿いの靴屋で買った7000円くらいの登山靴。
  • コンデジのRX100とiPhone。
  • 所持金は山小屋宿泊代の他に数千円。

あとは出発前のコンビニで購入した水とカップラーメンとおにぎりと大福もちとスニッカーズ4本。

今回は頼もしい経験者が2名いまして、その方達が水とビールを多めに持ってきてくれたので、僕の飲食系の準備はこれくらいでも足りました。

が、一番のミスは服が足りてませんでしたワタクシ。

半そでTシャツにウインドブレーカーのみの組み合わせ、暑がりの僕は登山中こそこれで無問題でしたが、山頂の山小屋はやはり寒い。

屋内時をTシャツ一枚で過ごすつもりだったワタクシはアホの極みです。

結果ウインドブレーカーを四六時中脱ぐことなく過ごしました。もちろん寝るときも。

宿泊するつもりならば、フリースだのパーカーだの持ってった方がいいですね。

26日(土)7時30分登頂開始

ここが登山口。さすがにこの時点ではルンルン気分のワタクシ。

本当は出発前にみんなで写真とか撮ってますが、掲載許可を確認していないので、人物がはっきりと把握できそうな画像は今回記事においてカットしてます。

まぁおっさんどもなんで別に構わないとは思いますが、一応念のため。

なお、6時に友人宅集合でしたが、普段から朝方人間の僕はそこんとこは問題ありませんでした。

だが、天気が悪い

雨こそ降らないものの初日はこんな天候です。景色もへったくれもありません。

みなさん、わりとストイックな雰囲気。僕も休憩時こそベラベラ話してますが、登山中はほとんど話しません。疲れるので。

さて、中間ポイント(でしたっけ?)の御浜到着。ここで我々は、というよりパーティリーダーのO氏は決断を迫られます。

というのも先に行った登山者達がどんどん引き返してくるのです。

原因は強風。

確かに日帰りプランでしたらここで引き返すのが賢明だったと思います。

が、我々は宿泊組。悩みに悩んだ末のO隊長の判断は「ゴー」でした。夕方から晴れるという天気予報と、この強風はとあるポイントさえ抜ければこれ以上ひどくはならないとの理由。

僕といえば、何もわからないのですべてお任せモード。

本音を言えば、ここから引き返すのも登りきるのも同じくらいくたびれると思ったので、「もう好きにして」状態であります。

御浜小屋ポイントで休憩を取り、いざ出陣。

とにかく風が強い。が、正直僕はこの風についてはさほどきつくはありませんでした。酒田の2月の地吹雪の中、今と違い建物がほとんどなかったみずほ通りを中学校まで毎日歩いて通ったことを思えば、視界が見える分だけマシってもんです。

途中、突風が吹くと隊長の支持のもと身をかがめる我々。もはや気分は映画「ハンバーガー・ヒル」です。

どうにか最終ポイント前まで到着

最終ポイント前到着。ここでフェイスブックの方へ投稿しました。余裕のピースマークなんかの画像を添付したりして。

そう、ここでは何となく余裕がありました。もちろん死ぬほどくたびれてましたが、もうゴールが見えてることもあって「いやー、おれもやるもんだねぇ」とかそんな感じ。

しかしここからが本当の鬼門でした。もう草木すら生えてない岩だらけの道。

じつは記憶が余り無いのですよ。たぶん自ら何度か休憩の要請を行ったと思います。

正直、こう思ってました。

「なんでオレはこんなことしてるんだろう?ああ、今すぐ自宅のベッドで横になりたい」

しかし現実は待ってくれません。待ってるのは岩だけです。進んでも岩。立ち止まっても岩。ああ、神様、おれはもう岩なんか見たくないよ!!

こんな感じですよ。

山頂小屋到着

5人パーティの4番目を歩いてた僕。

この最後の最後でもはや力尽きそうな僕は、目の前にあるゴールまでの約10数メートルが登りきれずまた休んでいました。

すでにゴールし歓声をあげる前3人。今すぐにでも駆け出したい気持ちはあるのに、足が前に出ない。「ゆっくりでいいっすよ」と相変わらず優しい後ろのS々木さん。

ようやく呼吸が整った僕はゆっくりゆっくり進みました。そしてゴール。

感動もへったくれもありません。とりあえず座り込み、ようやく平地であることの喜びを味わいました。

みなさん、足元が平らであるってとてもありがたいことなんですよ。

ここで記念写真を撮り、山小屋へチェックイン。自分の寝床を確保していると隊長が缶ビールを配りつつお湯を沸かし始めたのでカップラーメンの準備。

誇張表現ではありません。本当にビールとカップラーメンが五臓六腑に染み渡ります。そしてお腹はもちろんですが、何より気持ちが満たされる感じ。

好転

外はいつしか雨交じりの暴風模様。

本来であれば、ここで風呂の一発でも入りたいところなんですが、残念ながら山小屋に風呂はありません。

というか、前回のミーティングでお風呂があるもんだと思ってた僕は失笑を買いました。

みなさん、山頂小屋に風呂だの洗面キッチンだの水洗トイレなんかありませんよ。いわゆるひとつの常識です。

ま、人間雨風さえしのげれば、ひと晩くらいどんな環境であろうと過ごせるさ、と自分に言い聞かせ、しばしみんなと談笑。

天気の話をしながら、カメラ2台と三脚2本を背負ってきたS々木さんの自嘲的な「おれの荷物が無駄になっちゃった」という話にみんなで笑いながら時を過ごします。

ところが。

2段ベッドの上に陣取っていた僕がふと磨りガラスの窓の向こうを見ると、何だか外が明るくなってるじゃありませんか。

「お、晴れてきたみたいだぞ」

それを合図にみんなで外に出ます。気がつけば、他の宿泊者の方々も歓声を上げながらどんどん外に出てきました。

夕日が海に沈んでいきます。

初日終了

その後は食事を済ませたあと、隊長から本日2本目の缶ビールを飲んでたら眠くなってしまいました。たぶん僕が一番最初に寝たんじゃないかな、と思います。

ちなみに、風景写真家のS々木さんはここぞとばかりに21時頃から星空写真を撮りに行った模様です。相変わらず変態ですよ。

続きはこちら↓↓

鳥海山の頂上まで本当に行って来た話—後編—

今回使用したカメラ

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