友人の娘さんがカメラに興味を持ち始めたとのことで、購入アドバイスが欲しいとお願いされました。
カメラの選択って一番は「何を撮るか」を聞くのが一番早いのですが、皆が皆「〇〇を撮りたいからふさわしいカメラを探している」わけではありません。カメラという機械に興味がある場合も多いし、自分だけのカメラがある暮らしに憧れる場合だってあるでしょう。それはとても素敵なことだと思います。
予算はいくらまで、そして小学校高学年の女子ということを踏まえ、それにふさわしいカメラを5つオススメしたのですが、フジフィルムのチェキEvoに決めたそうです。
これはおススメしたなかでも僕が一番選んで欲しかったカメラなので何よりです。デジタルの良さである「失敗を気にせずがんがんシャッターを切れる」ことと、アナログの良さである「プリントを手にすることが出来る」のが一台で行えるのですから、写真ライフの一歩を踏み出すのにこれほどふさわしいカメラはありません。
彼女に良き写真ライフが訪れますように。
W.ROKKOR-QE35mm F4
その購入報告を耳にした後、なぜか僕も自らローファイな写真が撮りたくなりました。高解像度、高精細、高画質な写真も僕は好きですが、いつも心のどこかに「そんなに写り過ぎなくてもいいんだよな」という気持ちが常にどっかにあります。
ですので、今日のお供はミノルタのロッコールレンズ、W.ROKKOR-QE35mm F4です。1960年設計の古レンズ。プリセット絞りに開放はF4となかなかの化石具合ですが、僕はかなり気に入ってるレンズです。
僕は毎日持ち歩くカメラやレンズは起きた気分で決めますが、今日はそんなローファイな気分だったということですね。
作例
いきなり心霊写真みたいなモノクロですが、窓から外を眺めつつ、自分が写ってる窓にピントを合わせただけのモノです。
今日は珍しく快晴だったので、家の中に入ってくる光が最高に綺麗でしたね。
老夫婦が仲良く釣りを楽しんでました。可能ならばおれもそういうゆとりのある老後を送りたい。
冬の晴れの日は太陽が斜めの時間が長いんで僕は大好きです。写真を撮るとエモいから。
仕事の外回りルートにある廃校。なんか工事のクルマが最近止まってるけど、まさか壊すのかな。
帰りに日和山公園へ立ち寄りました。光のある方へ歩く。
パキっと写らない写真もなかなかいいもんですよ。
どれ、そろそろ帰ろ。
ということで
ここ一ヶ月、ものすごく写真をたくさん撮ったんですけど、そのほとんどはPTA仕事だったり、誰かからお願いされたものだったりしたので、いわゆるちゃんとした撮影が多かったかなと思います。
そういうのが続くと、こういったローファイでテキトーな写真が撮りたくなるんですよね。それで上手くバランスが取れてるのかなと思います。どっちかだけではダメな気がします。
例のチェキの女の子は今度僕を撮ってくれるそうです。その前に散髪いかないといかんな。せっかくレディが撮ってくれるというんだから。
ではまた。