雨の町とコンサートホール

RICHO GR

酒田には市民が誇るべきコンサートホールがありますね。その名も酒田市民会館「希望ホール」

このホールのオープンは2004年の7月で、旧市民会館の老朽化を理由に新設されました。その際、一部でこういった意見があったのをイチ市民レベルで覚えています。

「車社会の現代においてわざわざ町中に新設する意味が無い。駐車場の問題もあるし新しい市民会館は郊外へ移設したらどうか?」

いや、頭大丈夫ですか?運動施設じゃないですよ?文化施設ですよ?どこの世界にコンサートホールを郊外にぶっ立てるやつがいますか?音楽は町と密接じゃないといけませんよ?それが文化というものです。

別に特別クラシック音楽ファンでも無い僕でもこんなことわかりますけどね。

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コーロプリモコンサート

本日、その希望ホールまで久しぶりに出掛ける用が出来ました。

市民コーラスグループの70周年記念公演ですね。主催の人間ともともと僕…というかオガー家が親しくてね。両親も妻もです。しかも子はピアノ習ってるし。

正直に言えば僕個人はコーラスというのにあまり造詣が深い方ではありません。今回もただ誘われただけであれば上手く断ったでしょう。せっかくの日曜だしゴロゴロしたいじゃありませんか。

つまりただ誘われただけではなく、妻が集合写真撮影を、息子が花束贈呈係を依頼されたんですよ。必然的に僕にも「あんたも来なさいよ。これあげるから伊豆菊でかつ丼でも食ってから来い」とGOTOイートのチケットまで渡されてね。

じゃあ仕方ないか、と。

ヨーロッパのようにおしゃれなカフェでカプチーノでも飲んでからコンサートを聞いて、帰りにおしゃれなバーで軽く一杯吞みながら余韻を…というわけには行きませんが、伊豆菊でカツ丼食ってコンサートでも聴きに行くかってなもんですよ。

雨の街角

いきなり出歩く気持ちが失せてしまうような雨が降っていましたが、何とか気合いで駐車場にクルマを止め、いざ伊豆菊を目指します。

 

 

清水屋が無くなってしまったのは改めてさびしく思いますね。でも、すぐそこの無印良品に入っていく人はたくさんいましたよ。

 

 

僕は黒と白のモノクロ写真が好きですが、最近気づいたことはどうも80年代あたりの風味が好きらしい。たぶん印刷技術が今ほど高性能じゃなくて、黒が潰れて白が飛び気味であまりトーンが豊かでなく安っぽいモノクロ。たぶん当時の音楽雑誌かなんかに影響を受けてるんだろうね。

 

 

ちょっと前まではぶれてたりピントがあやふただったりする写真はすぐボツにしてたんだけど、最近はそういうのもいいなと思ってきました。スナップだからね。

 

 

カツ丼大盛お願いします。

 

 

このお笑い芸人みたいなカッコしたヤツが今日の花束贈呈係。

 

 

なんかかっこつけてるなキサマ。

 

 

土砂降りの中、ごくろうさんってもんだね。

 

 

やっぱ町中を歩くのは楽しいな。朝とか歩くことが多かったけど、やっぱ店が起きてるときの方が数倍いいね。

 

 

開場まで時間があるので、少しクルマの中で待機。どんどん人が集まってきました。

 

 

お祝いの花がたくさん。コンサートはこれがいいよね。華やかで。

 

 

開演中は撮影禁止なので、写真はここまで。

ということで

肝心のコンサートの感想だけど、正直前半は半分夢の中でした。でも前半の最後と後半の酒田フィルハーモニーとのコラボからはしっかり聴いてたよ。

市民グループだから、いわゆる他に仕事を持ってる人たちが音楽をやってるんだけど、正直プロ意識をしっかりと感じました。なんというかな、わざわざ時間を使って足を運んできてくれた人たちのために音楽をやってくれてた。ほら、そうではないことってたまにある気がしてさ。「俺は音楽を聴きに来たんだよ。音楽をやってくれよ」みたいなさ。

そういう意味で今日は素人の僕でも内容をしっかり楽しめました。やっぱ希望ホールはいいね。

ではまた。

 

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