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【学研フレックス】二眼レフで写真を撮ろう①—2020.10.15投稿。
組み立てミスか撮影ミスか、とにかくピンボケ写真連発だった学研付録の二眼レフカメラ。ただ結果はともかくとして、撮影そのものを楽しんでる息子を見てて、僕もウズウズしてたのは確かです。そんな中、外装がボロボロの二眼レフをとあるお店でみつけてしまったんですね。
とりあえずお店ではシャッター、ファインダーの明るさ、そしてレンズをチェックしました。
シャッターはOK、レンズもカビはない。ただしファインダーから見える像は暗いしハッキリしない。
けれども一度学研フレックスを組み立ててるため、二眼レフの構造がやけに単純なのを僕は知っています。ですのである程度掃除すれば大丈夫だろうと思い購入しました。
名前は1955年製のヤシカフレックスC型。価格は4000円ちょっとでした。
準備
上の写真は洗う前に撮ったものです。これはメンテすればもっと明るくなるだろうと思い、さっそくある程度分解し、中のミラーとレンズ、そしてファインダースクリーンを外し中性洗剤で洗いました。個人的な考えですが「写真を撮る楽しさ」というのはどのカメラでもファインダーを覗いたときの感覚に直結すると思っています。
清掃を終えて元通りに装着。見違えるほど明るいファインダーになったときに軽く感動したのを覚えています。やっぱ二眼レフはこのファインダー内に写る景色がいいんですよね。何と言うかそのまんま映画みたいなんだもん。
あとは金属部品をピカールで磨いてピカピカにしてそれっぽく仕上げ完了です。
いよいよフィルムの装填。この二眼レフカメラというものの多くは馴染み深い35mmフィルムではなく120フィルムを使います。いわゆる中判フィルムですね。ブローニーと言った方が一般的なのかな。
これがそのフィルム。大きいでしょ?
もちろん僕もこういった本格的な二眼レフは初めてだったので、予めYouTubeでフィルム装填のやり方動画で学習しました。
装填し巻く。こういった動作のひとうひとつまで楽しいのがクラシックカメラのいいところ。
では、いよいよ撮影です。
作例
この淡い独特の写りがたまらん。
ブログだと縮小されてるんで伝わりにくいかもしれませんが、この写りはさすが中判フィルム。
二眼レフのフォーマットは6×6のスクウェアです。いわゆる真四角写真ですね。真四角写真のコツはとりあえず写したいものをど真ん中に配置するべきだと思ってます(笑)
ちなみに6×6だと一本のフィルムにつき撮れる枚数は12枚です。
65年前のカメラでこんな写っちゃうのかぁ。
今回の現像とデータ化は初めてネット通販でお願いしてみました。いい仕事をしてくれたので、今後急がないフィルム現像はネットでお願いしようかと思います。
これなんかプリントして飾りたいので、さっきのネガを持って近所のお店にお願いしようかと思ってます。
じつは二眼レフで一番やりたかったのは人物写真です。この他にも息子のコーラス仲間を撮らせてもらいましたが最高でした。
ということで
初めての二眼レフでの撮影となりました。
出来上がる写真うんぬんについてはおいといて、ひとつ印象として強く残ったのは「撮影だけに関して言えばこれまで使ったどんなカメラよりも楽しい」ということですね。
絞りとシャッタースピードのツマミをねじって露出を決める。
映画の中のようなファインダーを除き構図を決め、さらに搭載されているルーペを起こしてダイヤルで詳細にピントを合わせる。
カチっという小さい音のレンズシャッターボタンを押す。
ダイヤルを回してフィルムを巻き上げ、次の撮影に備える。
こんな面倒くさいことがとても楽しいんですよね。これはやみつきになりそう。
とはいってもフィルムと現像のお金が掛かるのでチマチマやっていきますけどね(笑)いやぁでも二眼レフ楽しいなぁ。
ではまたっ!!