昨日Prime Videoで『PERFECT DAYS 』(2023)という映画を観た。近年の役所広司さん主演の映画は気に入ったものが多かったから、特に下調べやレビューをチェックすることもせず観たのだが、良い映画やそうでない映画というのは人それぞれだとしても、『PERFECT DAYS 』は僕にとってとても心に残る映画となった。
世の中のほとんどの人はルーチンワークの生活を送っている。しかし主人公の平山のそれは全て自分の意志によって組み立てられている。そこが幸せな人生かそうでないかの違いなんじゃないかと感じた。
前々から薄々感じていたが、人間にとって富や名声は幸せの条件ではなく、自分の意志で選んだ日常を送ることこそが最高の幸せなのかもしれない。
今朝の早朝交差点観察はそんなことを考えながら子どもたちの登校の様子を見ていた。
いわば彼らもルーチンワークの生活を送っている。僕だってそうだし、気ぜわしくクルマを走らせて通勤している大人たちだってそうなのだ。
人間は自分が好きなことだけをやって生きていくのは不可能だ。だが、生活の中に自分の意志で選んだ好きなこと望むことを入れないとこれもまた生きてはいけない。
子どもたちにはそのことをぜひ早い段階で知って欲しいと願う。