本日最後のルート配達の帰り道、陽が傾き始め青空がオレンジのグラデーションで染まっていく時間、基本的に世の中というものは美しいのだと思いました。
夕陽に染まっていく海と山が美しい。
自転車の練習をしている家族が美しい。
釣りを楽しむ親子が美しい。
土手をゆっくり流すバイクが美しい。
逆光ではっきり見えない川が美しい。
きちんと管理された花壇が美しい。
無造作に生えてるススキが美しい。
そして友達との遊びから帰ってくる息子の姿さえも美しく感じます。
もちろん世の中は美しいものばかりで構築されているわけではありません。稀にけして美しいとはいえないものに自分の感情が引っ張られることもありますし、身の回りを美しさだけで囲み生きていくのは不可能でありましょう。
それでもせめて写真に収めるものは自分が美しいと感じることだけでいいかなと改めて思いました。ただ理路整然とした小奇麗な写真というのではなく、根底に力強い美しさを秘めた写真を一枚でも多く撮りたい。
日常的に写真を撮り始めて5年目。ここにきて自分が撮りたい写真というのがおぼろげながらようやく見えてきた気がする今日この頃です。