去る8月5日と6日、岩手県北上市にて『第49回東北中学校剣道大会』が行われ、うちの息子含む6名で形成される男子チームが出場し、準々決勝敗退という結果で終えました。
でも、まぁよくやったよ。たいしたもんだ。
うちのが剣道を始めたのは小3の夏。地域のスポーツ少年団に入団しました。当時は団員が少なくてね。5年生男子1名と、3年生3名、うちのがちょうど5人目ということで「これでチームが組める」みたいな雰囲気になってたのを思い出します。
僕自身も高校まで剣道をやっていたので、よく「お父さんに言われて始めた」と勘違いしてる方も少々いらっしゃいましたが、じつはそんな事実は一切ありません。突然「格闘技か武道をやってみたい」と言い始めた彼に僕が奨めたのが剣道ってだけ。
始めたころはね、僕も親ですから「レギュラーになれたらいいな」とか「地区大会で一度くらい入賞出来たらいいな」とかささやかな野望を持ってました。ただ反面「剣道だけ頑張る子どもにはなって欲しくはない」と思ってたのも事実ですから、あまり親の方が熱心にならないように気をつけてはいました。
ただ、ひとつだけ、彼がささいなこと…例えばちょっとしたことでいちいち壁にぶち当たり、そのことで剣道が嫌になってしまわないようにコーチングはしました。具体的には「いずれ捨てなければいけない小技は結果的にただの寄り道になるのでいらない」ということですかね。
簡単に言うと、今しか通用しないとわかっている技術ってのはいずれ成長の邪魔になるので、僕はそういうものはあまり覚えなくていいと言い続けてきました。それより本質的な強さをずっと掘り下げて追及し続けた方が結果的に一番の近道になる、と。僕は剣道の先生ではないですが、現役時代を振り返ってみるとそういうケースをたくさん見てきましたからね。もちろん効率だけを求めるということではないですよ。一見非効率なことのような見えても大切なことって世の中たくさんあるのでそういうことではないです。
まぁそんな感じで親としてはささやかな希望を抱きながら見ていたわけですが、子どもってのはそんな気持ちも知らず、目標をどんどん大きくしていく生き物でした。
「上級生に勝ちたい」
「日本武道館で行われる小学生の全国大会に出たい」
「強いチームになって県で優勝して全中へ出たい」
このように成長するにつれて身体と目標は大きくなり続けました。でも、子どもがそう言う以上、親としては「それは無理だ」とは言えません。可能な範囲で最大限のサポートはしてきたつもりです。
上級生にも勝てました。日本武道館にも立ちました。でも、最後の県優勝は叶わずベスト4。全中も叶わず東北大会どまりとなりました。
でも、いいじゃんそれで。やってやってやりまくって、その結果、東北大会でベスト8になったんだから立派だと思うよ。
今日も剣道の練習に行ってきた彼。すでに手には買ったばかりの高校生用の竹刀が握られています。どうやら高校でも剣道をやり続けるみたいですね。
休憩時間にとあるチームメイトが言いました。「そうかぁ。もう引退かぁ」
それを聞いてた監督がひとこと。
「ばかもの。剣道に引退は無い。」
そうか。じゃあ息子も引退では無く、ちょっとした休息という感じか。まぁたまに息抜きに剣道をするのもいいけど、まずはしっかり受験勉強しろよな。
ということで画像は先日撮った中学卒業アルバム用撮影時での一コマ。中学での2年4か月、そんなメダルの数よりもたくさんのプライスレスを得たことを君たちは何年かのちに知ることになるよ。





