だんだんと洗練されていく

剣道

昨日は県の道場連盟主催の小中学生による剣道の選手権試合があった。

普通、学生の剣道大会と言えば団体戦がメインで、大会によっては個人戦も行われるというパターンが主流だから、昨日みたいな個人戦のみの文字通り選手権試合は珍しい。しかも学年別のトーナメント制というのは僕も経験したことがないのでとても興味深かった。

結果は息子は3位。県内選りすぐりの60名近い剣士でのトーナメントで3位は頑張ったが、準決勝で負けた相手が同門のK選手だったから当の本人は悔しかっただろう。

二人の対決は同門らしく無駄を省いた戦いだった。洗練された試合といえばほめ過ぎか。とにかくお互い手の内がわかっているから変な仕掛けは行えず、かといって必要以上に消極的にもなっていないいい試合だったと思う。

元気よく、がむしゃらにというのは時に誉め言葉でもあるが、ある一定のレベルから上は相手がよく見えておらず、故に試合時間を無駄にしているという評価になる場合もある。上位の戦いになればなるほどたった3分の中で訪れるチャンスは少なくなるから、そのチャンスを少しでも多く作れるか、そしてモノに出来るかの勝負になってくる。

いい試合だった。二人とも秋の始めに比べて試合運びが上手になっているし、また、一緒に出場した同門の他選手達もみんな成長していた。

さ、冬の始まりだ。春に向かってみんなで質のいい練習をたくさん積んでいこう。

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