地元の小学生剣道大会が二年ぶりに動き出した話

剣道

息子が剣道を始めたのは三年生だった2019年の8月でありまして、初めての大会出場がその年の12月1日、二度目の出場が12月15日と記憶しています。

ご存じの通りその三ヶ月後に世の中はコロナ禍に突入し、学校は休業、もちろん剣道の稽古も中止。大会開催なんてもってのほかという状況になりました。

それがようやく動き出したのが昨日の2021年10月24日。第62回全国選抜少年剣道錬成大会、いわゆる水戸大会の予選会という形で二年ぶりの公式大会が行われました。

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ここまでの二年間

この二年間、息子には「剣道はいろんな意味において自分が昨日より今日強い人間になるのが最大の目的だから、大会出場なんてついでみたいなもんだ。気にせず修行に励めい」と言い聞かせてきました。

それでもやはり子どもというのは打った打たれたの末の勝った負けたが一番楽しいもの。彼のトレーナーとして、そして保護者としてもなかなかジレンマを抱える日々が続いたのが正直なところです。

思えばコロナ休校の日々、夕方学校のグラウンドに行って二人で練習したりもしました。

僕の仕事が一度空くのが16時過ぎから17時くらいまでなので、その頃学校へ行くと帰路に着く先生方とも偶然会っちゃったりして。

この頃は竹刀捌きよりも基礎体力とか足捌きを重点的にやってましたね。amazonでラダーロープ買ったりしてね。

だんだんエスカレートしてきて防具まで着けちゃったりしてね。このとき会った先生からは「グラウンドで剣道してる人初めて見た(笑)」とか言われました。そりゃそうでしょう。

その後、学校も道場も再開しましたが、しばらくは対人稽古を控えたり、短時間の稽古を求められたり、さまざまな制約がありました。これはもちろん全日本剣道連盟からのお達しなのでウチだけではなく、全国の少年少女剣士たちがそういった処置を受けたわけです。

そんな中でも入団してくれる子は5名増え、現在は12名となり、そしてウチは6年生団員がいないため今年度から息子が主将となりました。

その五年生チームで挑んだ二年ぶりの大会が、昨日の水戸大会予選というわけです。

水戸大会とは

地方で剣道をやる小学生にとって、昔から伝統ある大会と言えば、まず7月に日本武道館で行われる「全日本少年剣道錬成大会」です。

この大会には僕自身も6年生の時に出場しました。やはり会場が会場だけに小学生時の剣道の思い出としては一番の大会です。

そしてもうひとつが茨城県の水戸市において3月に行われる「全国選抜少年剣道錬成大会」です。今回行われたのはこちらの地区予選会に当たります。

僕は30年以上剣道の世界から離れましたので現代の事情には疎いですが、とりあえずこの2大会が少年少女剣士にとってメジャーな大会と言えるでしょう。

余談ですが、僕の10年先輩のときのチームが、この武道館大会で優勝(ブロック優勝)、そして水戸大会では3位に入賞した実績があります。そのメンバーだった方が現在指導者の先生の一人として息子たちの面倒を見て下さってます。

昔は我が道場も強豪だったんですよね。

ところが・・・

予選会開催直前になって3月の本大会が中止になったとのニュースが飛び込んできました。

これはとても残念なニュースです。子どもたちはもちろん保護者の方々もガッカリの様子。そりゃあの時期の水戸といえば偕楽園の梅が見頃ですからね。

僕も応援ついでに梅見物に行くのを楽しみにしてました。とはいっても仕方ありません。予選会はそのまま錬成大会として行われるようですし、気を取り直して頑張っていきましょう。大丈夫、彼らは五年生なのでまた来年があるさ。

試合前の準備運動。今回写真撮影は保護者仲間のMさんです。僕は終始コート係を手伝っていまして撮影は出来なかったので大変ありがたいです。

 

 

なかなか緊張している様子。

 

 

初戦はガチガチでしたが、だんだんと調子を上げていってました。

 

 

我が道場の結果は3位。本来であれば無事に本大会への出場権を得たと大喜びしたいところですが、そこは悔しさをぐっとこらえてまた頑張っていきましょう。いい経験になりました。

というわけで

じつは僕、彼らを過小評価してました。普段の練習をみても「まぁ今年予選通過は難しいだろうな」と考えていました。

ところが予想以上に頑張ってくれてびっくりです。本番に強いチームですね。そういえば普段学校行事での様子をみててもそういう学年だったなぁと思い出してた次第です。

さぁ、最大目標は7月の日本武道館!そちらもきっちり予選を勝ち抜いていきましょう!・・・その前にちゃんと開催されることを祈ります(笑)

ではまた。

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