たかが一本。されど一本。

剣道

中1の息子が所属する男子剣道チームは、9月下旬に始まった地区大会を皮切りに、10月下旬の県北ブロック大会、そして一昨日の18日、ここまで生き残った県内8チームにより、最終ラウンドである県決勝大会が行われた。

うちのチーム、結果は予選リーグ敗退。あと一本上回ってれば準決勝に進めたかもしれないといった内容だった。

メンバーとポジションが定まってなかった地区大会はともかく、今考えられるベストの布陣で臨んだブロック大会はたったの一本差で絶対王者のチームを上回り準優勝。そして今回は逆に一本差で泣くという、もし剣道の神様がいるとするならばわざとやってくれたとしか思えないここまでの道のりだと結末だった。

僕はただのイチ保護者に過ぎないが、その立場で語るならこの結果にはとても満足している。

たった一本。
されど一本。

剣道に限らず、生きていくうえでこういったことは必ず起こる。それをあの若さで経験出来たことはプラスにしかならないからだ。

勝負の世界は厳しい。しかしそれを口で理解させるのは難しい。だからこうやってスポーツを通じて身をもって味わうという経験は本当にありがたい。これからの世の中、競争心の無い人間は必ずAIに駆逐される。僕は心底そう思っているからなおのことである。

彼らはこれから期末テストを迎えるため、ひとまず剣道は停止期間になっている。それが終わったらまた春に向かって始まっていく。

中学生スポーツなんてたったの2年ちょっとしかない。またこれから打ち込んでいこう。

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