昨日、希望ホールで中学校の合唱コンクールが行われた。
総勢17クラスの演奏はどれも素晴らしく、クラスが一丸となってこの日を目指してきた過程が鮮明に伝わった。僕にとっては保護者として初めての中学校の合唱コンクールだったが、想像より遥かに上の出来栄えだった。
運動会のときにも感じたが、現代の子どもたちにとって音楽やダンスはより身近なものになり、各々が積極的にそれらを楽しんでいる。それはとても喜ばしいことだ。
さて、じつはこの合唱コンクールに対し僕やPTA仲間のMさんには野望があった。それは中学入学前の1年以上前からあたためていた「合唱コンクールにおいてPTAも有志を集って合唱をする」というものだった。
事の経緯は省くが、たくさんのご理解とご協力により、それが昨日実現した。
全クラスの発表が終わったあとの審査時間のわずかな時間であったが、それはとても素晴らしい体験となった。参加してくれた保護者や先生方も絶対にそうに違いないと思う。あんなにたくさんの人たちの歓迎を受けながら、希望ホールのステージで合唱できるなんてことはそうそうないはずだ。
僕は指揮者だったが、演奏中の団員の表情、そして終わった後の生徒や先生の表情をしっかり見た。たくさんの笑顔だった。これは病みつきになる。ぜひ、来年もお願いしようと思う。
同じ土俵に上がらなければわからないことがある。上がってこそわかることがある。
そんなことを考えながら、希望ホールの上から降って来る拍手を満喫した。それはもう最高の気分だった。