一人っ子は本当に可哀想なのか?

オガー家には息子がおります。というより、いわゆるひとつの1人息子であります。

これはオガー神拳が一子相伝の拳法だから、後々兄弟間で争いが起きないように子供は1人まで・・・という掟があるわけでもなんでもなく、まぁ普通に1人の息子を大事に育ててるうちにこうなった感じで、恐らくこのまま行くと思われます。

もちろん我々夫婦はコレで良しとしてるんですが、何故かたまに全く関係ない人達(僕の両親でも親族でも友人でもない人達)にこういった指摘を受けることがありました。

「一人っ子は可愛そうだ」

いったい何がどのように可愛そうなのか?

僕にはいまいち理解できないうちにココまで来ましたが、ついふた月前にも初対面のババァ、いやお婆さまにそういうご指摘を頂きましたので、まずはそのエピソードをご覧ください。

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あれは今年のお盆休み

今年の夏は涼しかった印象でしたが、それでも暑かったとある日、僕とセガレはアイスを求めにコンビニに行き、そのまま店の前で開封して食べてました。

すると道の向こうから、わりと大変そうな様子でこちらに向かってくる一人のお婆さん。具体的にどんなところが大変そうなのかと表現するのは難しいのですが、まぁそういうことです。お察しください。

あー、これは何か話しかけられるんだろうな、という僕の予感は的中。

お婆さん「ボク、お父さんと買い物いいねぇ」

セガレ「うん」

お婆さん「ところでボク、兄弟はいないのかい?」

セガレ「いるよ。○○って言うんだ」

じつのところ○○君はひとつ年下の兄弟分みたいな親友でありまして、本当の弟ではありません。それを僕がお婆さんに補足として説明し、この子に実の兄弟はおらず一人っ子であることを伝えました。

お婆さん「あら!!それは可愛そうだ!!」

やっぱな。これはこういうパターンだよな。僕は溶けてしまいそうなガリガリ君を急いでシャリシャリ食べながら心の中でうなずきます。

お婆さん「一人っ子は可愛そうなものなのよ。あなた頑張ってもう1人か2人子供作りなさい。・・・ねぇボク、あなたはとても可愛そう。弟や妹が欲しいわよね?」

セガレ「いや、いらないよ?」

今まで僕個人に「一人っ子は可愛そう」というアドバイスを投げかけた人はいくつか存在し、そのたびにめんどくさいんで反論もせずに「まぁね」と流してきましたが、セガレ本人に対し「あなたは可愛そうな人」と直に投げつけられた例は初めてです。これは大変遺憾であります。

僕は「やれやれ」と、食べきれず溶けたガリガリ君がついてしまった手をズボンに拭き、遺憾の意を示す体勢に入りました。

僕「子供にいきなり可哀想なんて言うのはやめてもらえませんかね?だいいち僕も妻も一人っ子だけど(これはウソ。妻はそうだが、僕は三人兄弟)何一つ困ったことなくここまで生きてきましたけどね。具体的に一人っ子は可哀想という例を教えてもらえませんかね?」

お婆さん「そんなのこれからわかることなのよ。だいたいアナタが年取ってからの面倒をこの子1人に見させる気かい?」

僕「そういうアンタは子供を何人育てたんですかね?」

お婆さん「4人だよ」

僕「4人も育てたのに、何でこんな暑い日に1人でヨタヨタ辛そうに歩きながら買い物に出かけなくちゃいけないんだい?」

お婆さん「仕方ないじゃないか。みんな独立して遠くにいるんだから」

僕「いまお盆休みだけど、誰も顔を見に帰ってこなかったのかい?」

お婆さん「みんなそれぞれ忙しいんだよ」

僕「4人も育てたのに?」

お婆さん「うん」

「あんたが一番可哀想じゃねーか」

お婆さんはまさに鬼の形相で僕を睨みつけ、そしてコンビニの中へ入っていきました。

帰り道、セガレが僕にこう問いかけます。

セガレ「ねぇお父さん。僕って可哀想なの?」

僕「いや全然。可哀想なのはあのお婆さん」

セガレ「なんで?」

僕「俺にやっつけられたから」

セガレ「はははは」

帰宅後、妻にさっき会った出来事を話しました。僕もさすがに年寄りに向かって言い過ぎたかな、とも思いましたんで。

妻「そういう人は今日だけじゃなく、これまで色んな人達に同じことを言って来たのだ。もしかすると若いお母さんとかだったら子供を傷つけられても言い返せずに悔しい思いをして来たかもしれない。だから今日はひとつ世直しをしたと思いなさい。その程度です」

相変わらずこの人は平常運転です。

無理やりまとめ

確かに現代の社会システム、公共サービスなどは「結婚して子供をたくさん作って」という流れが前提であります。

けれども、それはこの国がどんどん良くなっていくという確信があった頃に作り上げられたもの。今の「明日はどっちだ?」という流れで同じ価値観を押しつけられても大変困りますよ。

僕自身は結婚をし子供をもうけ満足に暮らしていますが、だからといって「みんなそうするべき」なんてこれっぽっちも思わないね。独身だろうが子供を作らなかろうが別にいいじゃん。それぞれいいことあるんだろうから。

幸せのカタチなんて人それぞれの時代ですよ。実際僕ら夫婦も「もし子供に恵まれなかったら白い大きな犬を飼おう。名前はサニーにしよう」ということを笑いながら話してましたから。妻の提案ですけど。

まぁそんな感じでね。政治家は現代のシステムをそういう価値観の元に作り変えていきなさいね。

無理やりでしたがおしまい。では、また。

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