たったひとつのきっかけから子は変わる

子育てやPTA

ただいまゴールデンウィーク最終日の夜。みなさん、いかがお過ごしですか?

僕の今年のゴールデンウィークですが、えーと、購入したまま積んでた本をここぞとばかりに読んだり、お願いされた某パンフレット用写真を撮りに行ったり、妻がお願いされた記念撮影の助手をしてました。

あとは息子と剣道の特訓。

じつは先月中旬頃からこのあたりもコロナがまたちょっと流行りだしてきて、その影響で道場全体での稽古も連休中はお休みになったんですよ。じゃあヒマだし自主練やるかという感じで。

んで、最近はもう僕も防具を装着して相手してるんですけど、なんというか奴の打ちも身体も当たりが強くてなってきてましてね。もちろん身長差は30センチもあるし、僕も昔取った杵柄(きねづか)でさすがにまだまだ負けることは無いんですけど、「ちょっとキャッチボールでもやるか」というノリではキツくなってきました。

というか奴はこういうキャラじゃなかったはずなんですよね。

例えば幼稚園の頃、運動会のためにかけっこ練習とかやるじゃないですか。「息子さんはいつも走らずジャングルジムに上って、まるで競馬のようにみんなが走ってるところを実況してます(笑)」と先生から聞きました。

そう。昔からスポーツで他人と競争するのは好きじゃないという感じでした。その代わり音楽が好きで、いつも部屋で僕のギターを鳴らしたり一人で歌ったりしてたので「あぁ、そっち系なのね」と親の僕も思い込んでましたから。

ところがあれは2年前の春。学校の陸上記録会で行われた600メートル走のときです。奴はスタート直後のポジション取り争いに巻き込まれて派手に転倒したんですよ。すぐに立ち上がったもののひざやひじをすりむいて血が滲んでて。

それなのに今まで見せたことの無いガッツ出しちゃって、頑張って追い上げて2位入線したんですよ。そんな奴を先生がものすごくほめてくださって。

たぶんそのとき生まれて初めて「全力を出すといいことがある」という経験をしたんじゃないかな、と思います。

それからその年の夏、突然「父ちゃん、俺は何か格闘技をやりたい」とか言い始め、「わざわざそんなの習いに行くならスポ少で剣道やれよ。俺も教えること出来るぞ」と提案をし、そこから現在に至るというわけです。

いやいや、子どもが小さいうちに「これからどんなふうになっていくか」なんて決めつけるものじゃないですね。あらゆる可能性を秘めてるもんですね。数年前までの奴からは、バカでかい発声をして、目を逆三角形にしながら僕に打ち込んで来る姿などこれっぽっちも想像できませんでしたよ。

ふと、そんなことを考えたゴールデンウィーク最終日「こどもの日」でした。

さ、明日からまたはりきっていきましょうかね。ではまた。

タイトルとURLをコピーしました