冬の晴れ間に写真を撮る-MC W.Rokkor-SI 24mm F2.8-

MC W.Rokkor-SI 24mm F2.8

冗談ではなく、僕が住んでいる東北日本海側の冬は毎日どんよりとした天気が続く。陽の目を見るのが月に2,3度というのもザラである。

だから今日みたいな冬の晴れ間は貴重だ。いつも歩いているコンパクトカメラを少々大きめのカメラとレンズに持ち替えてでも写真を撮りたくなる。

それが写真好きってものだ。

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冬の光

冬は写真を撮るのに向いていないという人もいるが、僕は全くそう思わない。冬の光はとても綺麗だ。柔らかい光が斜めに指すこの季節の写真が僕はとても好きだ。

 

 

ところで今年から僕は「散歩のついでに写真を撮りました」ということをやめた。考えてみれば僕は何かのついでに写真を撮るなんてことは無いのだ。だって写真を撮るために散歩をしているのだから。

 

 

カメラの操作に上手や下手はあるだろうが、撮る写真にそういうのは無いと僕は思っていて、年々その考えは強まっている。誰かの依頼を受け報酬を得るような撮影を行っている人ならともかく、自分が自分の欲求の基づいて撮るものに上手いもへったくれもありゃしない。

 

 

僕の中のそういった傾向は今年からさらに強まっていく予感がする。好きなものを好きなように撮っていって、その結果、誰かと共振出来ればラッキー。そんな感じである。

 

 

それにしても冬の光は本当に綺麗だ。

 

 

今日のレンズはMC W.Rokkor-SI 24mm F2.8という古い時代のレンズ。確か1973年製だったかな。僕はこれがとても気に入っていて、手持ちのオールドレンズの中でも3本指に入るくらい好んで使うことが多い。

 

 

けしてシャープに写るレンズではない。というよりシャープな描写が欲しいなら現代のレンズを使うべきだろう。僕はただ、自分が住んでいる酒田という町の日常を自分が撮るのにふさわしいと思って好んで使っているだけである。

 

 

 

僕はもうカメラやレンズは手持ちの物で満足しているから、何かを新たに購入するということは当分無いが、例えばそれらを全部処分したら1台だけ欲しいのをあげると言われたら、ライカのモノクロ専用カメラにする。それと35㎜と50㎜のレンズを一本ずつ。これだけで一生楽しくやっていける気がする。

 

 

ま、そのカメラは120万円とかするはずだから自分で買うことは一生無いけどね。

 

 

でも、今後一切、記録の類の写真を撮らなくていいという立場になった場合、僕はモノクロ写真でスナップだけ撮っていきたいと思っている。

 

 

さて、帰るか。

ということで

貴重な冬の晴れ間の写真撮影はとても楽しかった。写真を撮ると頭の中がいろんなことがすっきりするんだよね。

さて、明日からまた天気は崩れ、週明けには記録的寒波がやってくるらしい。まぁ時期的に当たり前の話ではあるから文句は言わないけど、何とかお手柔らかにお願いしますよ。

ではまた。

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