じつは「今月20日過ぎにすごい寒波が来るらしい」というのは結構前から知っていた。僕は冬に限りYouTubeで気象予報士のチャンネルやウェザーニュースなどをよく観るからだ。でも大体の場合、直前になると『そうでもなかった、ごめんね』って感じに変わる。
ところが今回に限ってはXデーの3日前になってもみんながみんな「こんなの見たことない」という天気図を連呼していた。だから本当に記録的な寒波が日本中を包み込むことになるのは覚悟はしていた。台風じゃなく、寒波で気象庁が注意喚起するなんてこれまで無かったし。
ということでここ3日間、ここ山形県酒田市に住む僕の身の回りはどうだったか。後々のためにも記録に残しておきたいと思う。
1月24日㈫
いよいよ始まりか。9時あたりから水分をたっぷり含んだ雪が空から落ちてきた。
午前中、郊外へ配達。シャーベット状の雪が地面に積もりクルマを走らせるのが大変になってきた。
とはいうものの、この程度ならいつもの酒田の冬の日常である。予報でも午後から本格化といってたので、もう3時間後あたりからなんだろう。
それにしてもこのべちゃべちゃした雪をしたままにしておくのはよろしくない。このあと風が吹き気温も下がると、この路面はガチガチのガタガタになってしまい、これから新しく降る雪を除雪するのが大変になる。だから意を決して一度除雪することにした。
息子が通う学校は24日と25日は早上がり＆一斉下校になった。それに伴いスポ少活動も中止になったので、ちょっとホッとした。いくら剣道の修行といえど猛吹雪の中、氷点下の体育館に通うのはちょっと控えたいからだ。
どんどん夜に近づきどんどん気温が下がってきた。風もいっそう強まり、本格的に寒波がやってきたようだ。22時就寝。
1月25日㈬
5時起床。外の様子をチェックしてみると数センチの積雪だった。強風の中、それらを除雪しようと除雪機を使ったら、砕いて飛ばすときにはもはやほとんどが粉状で、まともに顔面に食らうことが何度もあった。一段落着いたところで登校時間になったので、いつもの立哨指導を学校前まで出向いた。その後、配達に行こうとしたらクルマのスライドドアが凍り付いていて開かなかった。仕方ないからお湯をかけた。
人間、寒けりゃ温かいものが食べたくなるというもの。配達帰りにそのまま雲の糸酒田店で煮干しラーメンを食べた。最高だった。
それにしても市内の日中でこのレベルの視界不良になることは、本当に10年に1度クラスだと思う。
電話注文してくれるお客様も「明日でも明後日でも天気が落ち着いてからでいいよ」と言ってくれる。こういうお客様を神様という。そして雪かき途中に会った息子たちの一斉下校の引率をした先生のまつ毛と前髪が凍っていたので思わず笑ってしまった。
風もおさまらず気温はどんどん下がり続ける。窓にはべったりと雪が張り付いている。何だか子どもの頃の冬を思い出す。
夕方、一瞬だけ青空が出た。今夜も風はやまないらしい。今日の最低気温は－7℃、最高気温は－３℃だったんだって。22時就寝。
1月26日㈭
５時起床。いつものように外をチェック。風のせいで積雪ポイントがまばら。1センチのところもあれば10センチ以上ところもある。すぐに除雪にとりかかってもよかったが、除雪機を使うことにしたので7時からやることにした。事務所でコーヒーを飲みながらYouTube鑑賞。
風がほぼおさまった。気温も0℃近くに上がったので暖かく感じる。雪国暮らしの人以外には理解されないと思うが、前日が1日中氷点下だと、0℃は暖かく感じるものなのだ。
今年から小さいながらも除雪機を使うようになったので、冬の寝起きにドキドキしながら玄関ドアを開けて降雪量を確認するということが無くなった。とはいうものの、↑の3枚の画像が僕の除雪エリアなので、決して機械があるからパパっと終わるとかではないよ。でも、体力的にはだいぶ助かってます。全然消耗度が違うもん。
郊外に配達。昨日はさぞひどい天気だったんだろうなぁというのが汲み取れる木。
吹雪は無いけど、代わりに路面凍結がすごいレベルでした。
市内は融雪剤をまいたのかザクザク路面。まるで砂。でも、ようやく3日目にしていつもの酒田の冬に戻ってきた感がありますね。
ということで
3日間というか、実質24日午後～26日朝まで2日間の雪との奮闘日記でした。今回の寒波は降雪じゃなく、とにかく寒さがすごかったですね。寒気というか冷気。
よくこういう天気になると「やっぱ冬は嫌だ！夏の方がいい！」という人もいますが、僕はそれでも冬が好きですね。
いや、夏も活動的になれるんで好きですけどね。でも極端な話ですが、今回のような天気よりも日本の夏の連日35度湿度70％の方が普通に地獄だと僕は思うんですよね。
まぁ、結局夏も冬もほどほどがいいですよね。とはいってもまだ寒い冬は続きそうな予報ですので、みなさま、ぜひ体調管理に気を付けてお過ごしください。ではまた。
