日中は相変わらず気温が高い日が続いているが、上を見上げればすっかり秋の雲である。それに『一雨ごとに』とはよく言ったもので、酒田は昨日の午前のどしゃぶりで季節が進んだのか、夜は秋の風が吹いていた。
合わせたように小学校は昨日、中学校は今日から子どもたちの二学期がスタートした。
昨日の立哨指導でびっくりしたのは、長期休み明けなのに小学生の挨拶がしっかりしていたことだ。こんなことは過去6年間で記憶に無い。
例えばこれが学期中とか学期終わりなら「挨拶運動強化期間かな」とか「休み前でテンション上がってるな」とか推測できるのだが、長い夏休みから現実に戻された初日の朝なんて普通ダルいものである。大人だってそうだ。
いつも元気な子は相変わらず元気だが、普段はそうでもない子までが「おはようございます」としっかり僕の顔をみて言う子が明らかに増えているのである。いったい何があったのだろうか。休み中なので学校の指導が入ったとかは考えにくい。
ひょっとして彼らは学校に行くのが楽しみなのではなかろうか。
うちの息子がそうだったが、お盆休みを過ぎたあたりから「もう学校に行きてぇ」と漏らすことが多かったし、中学生になった今でもそうだ。あいつが特殊なパターンだと思っていたが、じつはそういう子が多い、もしくは増えているとするならばそれはとてもいいことだと思う。
ぜひ、その意気でこれからの長い二学期を充実した時間にして欲しいものだと切に願う。
