昨日の記事で書いた日の夜、今度はカメラのワークショップみたいなものに初めて参加した。まさに写真尽くしの一日である。
正直言って僕はこういったカメラのワークショップやセミナーなどにまるで興味が無い。モデルさんを招いた撮影会等も行ったことが無い。
というのも、カメラの基本的な使い方は本やネットで覚えたし、人物撮影においても自分の撮りたいもの、撮らなくてはいけないものも決まっているから被写体探しで困ることはない。
なのに足を運んだわけは、主催者が酒田ミュージックファクトリーのユウジ君、カメラマン講師がSMILE PIECEのマルだからだ。つまり新しいことを始めた二人の友人の応援の意味もこもっている。
※SMILE PIECEを紹介した過去記事はこちら↓↓

アーティストを撮る
先月行われた一回目はスケジュールの都合上参加出来なかった。
第二回目の今回は「ステージで演奏をするアーティストを撮ってみる」というテーマだった。
ところで僕は写真を始めて2年にも満たない素人ではあるが、長年バンド活動をやっていたせいか、同じくらいのキャリアの人に比べればライヴ写真を撮る環境には慣れてると思う。それにロック小僧時代から雑誌や写真集を死ぬほど目に焼き付けてきた。
だからというわけではないが、例えば「夜景を撮りにいこう」というテーマよりは入りやすいのは確かである。
が、考えてみると今回は趣旨がかなり違う。
撮られる側、つまり演者側からすれば、いつものフロアにはオーディエンスではなくカメラマンしかいないのだ。つまり撮られることを前提に立っている。
前述したが、僕はモデルの撮影会みたいなものに一度も参加したことがない。つまり、こういったことは未経験。
結局考えた末に、妻から借りた望遠レンズを一本だけ持って行くことにした。
いざ会場へ
しっかり看板が立ててある。
見慣れた入り口。ん?
んん?
バンドのステッカーに紛れて、何故か僕の本業のシールが貼ってある。これ誰が貼ったんだろ?僕が自分で貼ったんだろうか?いずれにせよ、長年出入りしているライヴハウスだが、この日初めて気がついた。目がカメラモードになってるのだろうか?
SMILE PIECEの丸山 友也。通称マル。カメラや写真について、初めてまともに持論を展開する姿をおれは見た気がする。
このあと、演奏フロアにいって二人のアーティストを撮影することになった。
サトウ凜
一人目のアーティストはサトウ凜さん。過去に一度ステージを見たことがある。自分の世界をきっちり持っていて・・・というより、ステージに上がるライセンスみたいなのがあるとするならば、そういうのをちゃんと持ってる人。
サトウ凜さんのインスタグラムはこちら。
中條央崇
二人目は中條央崇さん。彼が所属するバンドのステージは何度もみたことあるし、ソロの方もつい先日酒田hopeでみたばかりだ。相変わらずの独特な世界観に引きずり込まれないように、きちんと撮影者としてのポジションをキープしたつもり。
中條央崇さんのバンド、MANAZASHIの公式サイトはこちら。
終えてみて
撮影終了後にはみんなでカメラや写真について話を交わすことが出来た。
マルはもちろん、アーティストさんや参加者、それぞれの考え方を聞けたのは僕にとって非常に大きい。
というのも、これまで僕が人を撮る場合の多くは子どもたちで、最大の望みはその写真を見る人、すなわち保護者の方々に喜んでもらいたい、喜びを共有したいということだった。
簡単に言うと、あとから自分で眺めて「うーん、我ながら自分なりのテイストで撮れたなぁ」ということがない。よくやる道端スナップ写真にはあるけど、製作ものやPTAのお仕事で撮る場合にそういう感情はない。
というより、カメラを持って子どもたちを自ら撮り始めたときに、鬼、いや妻にそういうのは一切捨てろと言われた。そういうふうに厳しくしつけられた。
だからこれまで人間を撮ることにおいて、後にそれを見るであろうという人達より、自分を優先したことが一度もなかった。優先どころか極力混在させないようにしてきた。
それが少しずつ変わってきた、というか別な部分が芽生えてきたのが昨年真ん中あたりで、だから僕は地元のバンドマンをコツコツと撮り始めた。あれは明らかに自分が好きでやっていることである。この連中のかっこよさを、おれが世に広めなければいけない、とか、残していかなければならない、とかいう色気も持っている。
つまり今の僕は、同じ人を撮ることにおいても、完全に二つのモードを自分なりにうまく使い分けてやっているつもりだ。
そこにきて、今回のこのテーマだから僕は少々混乱する。
「あれ?こういう場合、どっちのモードで撮ればいいんだっけか?」
カメラで設定するモードは目をつぶってでも出来るというのに、僕自身のモードがいまいち決まらない。決まらないまま時間が過ぎた気がする。
本当に貴重な経験をした夜だった。
やはり写真は奥が深い。ましてや人が人を撮るとなればなおのこと。
今後も僕はカメラのワークショップ的なものや撮影交流会みたいなものに参加することは恐らく無いと思う。
だけどこの丸山塾(僕がいま勝手に付けた)なら話は別。もちろん友人ということもあるが、何かを教わる、というより、自分に何かを見出せる場所という期待が続く以上、極力参加したいと思う。
もし、この記事を読んでくれた酒田、もしくは酒田近郊の方で、少しでも写真を撮ることに興味があるなら参加してみることをオススメしますよ。カメラワークショップというより、写真サークルなのでお気軽に。
もし、一人で参加は不安だという方も大丈夫。僕がいますよ。なんなら「今度の丸山塾、オガーさん参加しますか?」と聞いてくださればいいじゃん?
ではまたっ!!