もうこんな暗くて寒い日々は終わりだ

散文的日常記録

今年ほど実際に会う方はもちろん、SNS等でも「春が待ち遠しい」という言葉を聞く年は過去に無かったのではなかろうか。

昨年12月下旬から続く今年の冷たく、そしてどんよりとした日々はまだ終わらない。そればかりかもう2月も20日を過ぎたというのに、ありえないほどの暴風雪が我が町を襲った。僕は車を運転する身になってから24回目の冬になるが、今回ほどのいわゆるホワイトアウトを味わったのは初めてである。2時間の配達作業で4台の事故車と2台のスタック車を目の当たりにした。

それにしても最近面白くない。

コロナ感染拡大防止措置のせいで、近所の居酒屋もやってなかったし、息子の剣道も活動を停止されたままだし、三学期の広報を作らなきゃならないのに学校の取材もままならない。

つまり雪かきを頑張って汗を書いた晩にビールも呑みに行けないし、強くなりたいと頑張って自宅練習をしている息子のパワーも解放してあげられないし、子ども達の元気な姿を見て力を分けてもらうこともできない。

本当に面白くない。我慢の毎日だ。

しかしよくよく考えてみれば、子どもや学生たちはこんなレベルではない我慢を二年も強いられてきたのだろう。一人の大人として本当に申し訳なく思う。彼らはあきらめなきゃいけないことが多すぎた。それと引き換えに未来に期待する気持ちも恐らく薄れてしまっているのではないか。我々はこの事態を一刻も早く何とかしなければいけない。

先日、北京オリンピックフィギュアスケートのエキシビジョンをテレビで観た。羽生結弦選手が素晴らしい演技を見せた。使用曲は「春よ、来い」。

春よ、来い。いや、もう春は来たのだ。春なのにおかしい天気が続いてるだけなのだ。そう思うことにする。

冬っぽい写真を撮るのも今日でもう終わりにしよう。これからは春っぽい日常写真だけ撮ることにしよう。

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