三月に入りすっかり春めいた日が続いている。こうなってくるといよいよ卒業シーズンの気持ちも本格化する。
昨晩、この春に卒業する近所のYちゃんのお母さんから「娘のクラスで何やら卒業サプライズを企ててるみたいで〇〇の写真が必要らしいんです。そこで娘がオガーさんと仲良いから持ってるか聞いてきてとみんなに言われたらしく…写真ありますか?」と電話があった。
もちろんある。だてにあの学校で何万枚も撮ってるわけじゃない。たいていのものはある。近日中に渡すことを約束した。
じゃ、さっそくその写真を探してみるかとさっそくハードディスクドライブの中を開いてみた。これまでの過去5年の学校記録写真がそこに詰まっている。
それを見ながら懐かしく思う。この春に卒業する子たちは息子の一つ上の学年なので付き合いも長い。2年生から6年生までの成長ぶりに少々驚いた。
過去5年の運動会や発表会の写真を眺めてるとたくさんの感情が蘇ってくる。写真の中のあの子もこの子も卒業していった。そしてYちゃんも卒業していく。ということは息子より年上の子たちはもういない。彼らがいよいよ最終学年となり、同時に僕のPTA活動も最終年となる。
春はお別れの季節。だからか今回のように写真の問い合わせをもらうことも多い。提供するたびに「ありがとう」と言われるが、むしろ感謝してるのは僕の方である。
撮影は社会が許してくれて初めて行える行為。撮らせてくれる子ども達や先生への感謝を、いつも僕は忘れていません。