夏を迎え撃つ-EF40mm F2.8 STM-

EF40mm F2.8 STM

梅雨の中休みと呼ぶべきか。ここ山形県酒田市は今日も爽やかな天気に恵まれた一日となった。

だが、夏の足音は着実に近づいている。明日の気温は30℃近くになるらしい。これまで僕は「30℃を超えるまで長袖の綿シャツで耐え抜く」と決めていたのだが、そろそろ半袖のポロシャツを引っ張り出してこなければいけないかもしれない。

今後7月に入る頃から恐らくジメジメとした日々が長く続くだろう。それを切り抜ければ今年も夏がやって来る。

今年の夏はどんな写真を撮ってやろうか、と考える。

だいたい僕は夏になるとフィルムカメラだったりオールドレンズだったり、ノスタルジィな描写を好む傾向にあった。たぶん自分にとって夏とはそういうものなのだろう。

けれども何だか今年は力強い写真が撮りたい。暑さに目を背けることなく、ただでさえコントラストが強い日々の景色をさらに色濃く、そしてシャープに収めたいと思う。

だったらこのレンズしかない。キヤノンのF40mm F2.8 STM、いわゆるパンケーキレンズだ。この薄いレンズをシグマのマウントコンバータ―(MC-11)を介して小型軽量の α7Ⅱにくっつければあっという間にコンパクトなフルサイズセンサー搭載のデジタルカメラとなる。今年の夏はこれをメインにいこう。

そもそも暑くていちいちマニュアルフォーカスでピント合わせなんかしていられないのだ。ドリーミーな描写もノスタルジィな淡さもいらない。真正面から夏をシャープに切り取ってやろうと思う。

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