最近、とある界隈でオールドコンデジが密かに流行ってるという噂を耳にしましてね。
オールドレンズならわかりますがオールドコンデジってなに?と思って調べたら、フィルムカメラからデジタルに切り替わるときの過渡期に販売されたようなコンパクトカメラのことみたいで、どうもそれが一部で高値で取引されてるらしい。
そういえば数ヶ月前にコダックからFZ55とかいう2万円くらいのコンデジが発売されたらしいんですけど、これも人気でいまプレミアがついてる…というか品薄でなかなか買えないらしい。
そんなバカな(笑)とか僕みたいなおじさんは思っちゃうわけですよ。そんなのに2万円も出さなくても、こんなコンデジなんてどこの家にも1台くらい眠ってるだろと思ってさ。だって👆のFZ55のスペック読んだらまさにスマホが出る前は誰もが持ってたようなカメラですよ。いまどきそんなので何をするというんだ、と。スマホの方が高性能だよ、と。
ところがね。
スマホカメラはその高性能なのが駄目なんだってさ。シャッター押したら勝手にHDR補正とか掛かって黒つぶれも白トビも防いでくれたような写真よりも、ああいったシンプルで質素なカメラで撮る写真の方がいわゆる『エモい』らしい。
あー、なんとなくわかるわ。ひと昔前のカメラで撮影した写真って、僕みたいなおっさんにはどこか懐かしく、若い人には新鮮に感じるのかもしれないね。
じゃあ試しに調べてみるかとメルカリを覗いたんですよ。僕が2年前に数千円で買ったコダックのV705とかも人気あるのか調べたくてね。
そしたらなんと相場が3倍くらいになってるの。だから売っちゃった。ちょい強気に買ったときの4倍の値段付けたのにひと晩で売れちゃった。
オイオイ、マジカヨ、こうなったら他にも売るぞ…と味をしめたワタシ。FOVEONセンサー搭載のDP2Xとかあるけどどうなんだろ?と思って調べたら、これまた5年前に買ったときの3倍くらいになってるわけですよ。
「えー、まじかよ。こんなカメラ、さすがに4万や5万の価値ねーよ。みんな目を覚ませよー」と思いながら、自分のDP2Xの動作確認したらちゃんと動く。
心がグラっとしたね!
こりゃもう売りに出すしかねぇ!と。
でも、その前に最後に撮影しよう!と。
…と思ってさっきバーッと撮影してきたんですけどね。
いや、ちょっとさすがにこのカメラは写りがいいな。これから夏だし、ちょっともったいなくなってきたぞ。
そう!そうなんですよ!このカメラは天気がいい日にしか使えないカメラなの!詳しくは前に書いた記事を読んでください。
というわけでね。このDP2Xのうってつけの季節である『夏』を前に、現在二の足を踏んでいるオガーでした。ではまた。
撮ったもの