午前中の休憩時間にインスタグラムのフィードを眺めていたら、土門拳記念館の池の前に見たこと無い花が写っている写真が投稿されていた。ちょうどそちら方面への配達だったので帰りに寄ってみることに。
しかし、そんな花はどこにも無かった。写真の場所には今にも枯れそうなボロボロの葉っぱがあった。
SNSに投稿する際に遥か昔の写真をアップするのはやめてもらいたいものだ。もしくは「過去の写真です」と一言付け加えてくれてもいいではないか。
嵐の前
それにしてもいい天気だ。だが風が強い。今日午後からは天気が荒れるらしいが恐らくその通りになるのだろう。少し散歩していくことにした。
老夫婦と思われる方々が、ひとことも会話を交わすこと無くじっとベンチに座っていた。年季が入ると夫婦は言葉を交わさなくてもコミュニケーションが取れるようになるのだろうか?たぶんオガー夫妻は無理だと思うが。
土門拳記念館の建物設計は谷口吉生さんとのこと。もちろん僕はそちら方面に異常に疎いのでいまググった話だ。ただ、そんな僕でも1983年に開館したとは思えない近代的なデザインということはわかる。
僕はいま土門拳氏の「死ぬことと生きること」という本を読んでいる。2年ほど前に読んだときは理解できなかったので2回目のチャレンジだ。ゆっくり少しずつ読んでいる。
森山大道氏が本の中で「写真はしょせん光と影だ。僕はそれさえあればいい」と語っていたが、僕も今ならちょっとだけわかる気がする。
最近正直に言うと「じつは写真と言葉ってとても相性が悪いのではないか?」と感じることが多くなってきた。思えばバンド活動をやってた頃の最後の方も同じようなことを感じ、2年ほど何も書かなかった覚えがある。
だけど僕は文章を書くのも写真を撮るのも好きなので、何とかバランスを取っていきたいなと思ってはいる。僕なりの何かを生み出そうと思う。
このカメラはSIGMAのDP2Xという換算41ミリ開放F値2.8の単焦点レンズ付カメラなのだが、じつはあまりにも気に入りすぎて、同じセンサーでレンズが換算28ミリ開放4.0のDP1Xもすごく欲しくなってきたのはここだけの話。
そして午後は本当に荒れた。天気予報は当たる。
というわけで
ガセネタを掴まされた、というか勝手に僕が思い込んだわけだが、とにかくまぁ嵐が来る前に楽しく写真が撮れたのでよかった。
僕の仕事の繁忙期も恐らく来週あたりからだんだんフェードアウトしていくだろうと思う。
それだけではなく最近お願いされて写真を撮る日々が続いた。そのおかげで本業の繁忙期もわりと楽しみが多く過ごせた気がする。本当に感謝したい気持ちでいっぱいだ。子どもたちの元気な姿を撮ると、何故かこちらも元気が湧いてくるからだ。
さて二学期はまだまだ続く。楽しくいこうぜ。
ではまたっ!!
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