僕の息子がドラムにハマっています。学校から帰ってくると、僕がバンドマン時代に「もう少しリズムの多様性ってのを身につけないといかんな」と思って購入した安い電子ドラムが置いてある倉庫の2階に走っていきドコドコやっております。
ちなみに僕の場合、せっかく買ったのにその後バンドがすぐ解散したので何の役にも立ちませんでした。ですので再利用してもらうの願ったり・・・でもあります。
このコゾーは器用なのか何なのか、小さな頃から楽器の類をそれっぽくこなしてしまいます。けれども全てYouTube動画の見よう見まねなのでしょせんデタラメです。ですので仕方なくピアノ教室に通わせました。ドラムは僕が教えるのでカネがかからないのが幸いです。
そもそも楽器に興味があるというよりは対象の「楽曲」に最初にハマり、その後「その楽曲を自分で弾きたい」という流れのようです。そのへんは父である僕と同じですね。楽器より楽曲に興味が涌くタイプでしたので。
今回のドラムにハマっているのもノンストップラビットというバンド?YouTuber?がキッカケでした。
そして嫌な予感はしてたのですがとうとう「新潟のライヴにいきたい」と。当然僕は・・・
「だめだ」
「どうして?」
「前に行ったセカオワとかナントカだとコンサートホールとか野外とかだからいいけど、ノンラビはライヴハウスだろ?イスなんてないからみんな立ちっぱなしだぞ。つまりお前は全然見えないからお金の無駄だ。そもそも大人が跳んだり跳ねたりするんだぞ?危ないし、子どもがいると気を使うから迷惑だ。しかも音がでかい。耳に悪い。」
ここで母親登場。
「いや、子どもオーケーって書いてるし、YouTuberだからお客さんも年齢層幅広いんじゃない?」
「だめだ。俺が行きたくない。たぶんこういう音楽に俺は2時間耐えられない」
「あら、じゃあ私が付き合うよ」
という流れで2月22日、場所は新潟studio NEXSの公演に行くことになりました。僕は運転手です。
現場着16時45分
17時開場目掛け無事到着。クルマの中で「おまえな、ライヴハウスってのはヤンキーばかりだぞ。アタマ金髪のうんこ座りしながらタバコ吸ってる連中から睨まれるぞ。たまに酔っ払って裸になってるのはいるし、道端で騒いでてパトカーは当たり前のように来るし、ライヴ中はタバコの煙が充満してて苦しいし、バンドと客が殺すぞーとかお互い罵り合って殺伐としているぞ」
・・・と脅したのですが、もちろん現代ではそんなことはあるわけもなく、みなさん健全な感じでルールを守ってみんなで音楽を楽しもうという雰囲気がにじみ出ていて大変よろしい。写真は入場の際なので多少ゴチャゴチャしてますが、現場はきちんと歩道に列を作って並んでいました。
ということで、僕は妻と子が現場に入るのを見届けて新潟市内の散歩に出かけました。あ、当然イヤーモフは持たせましたよ。子どもの耳に爆音は良くない。
近くにラーメン二郎があるというので初体験してみたいなと思いチェックしたら、残念ながら夕方はやってない支店でした。ですので代わりに目に入った共進軒というお店へ。
いかにもな雰囲気の店内。全員役者なのかと思うほどの雰囲気のある従業員。客は労働者風のおじさんが一人いて、餃子をツマミに瓶ビールを飲んでいる。
まさにレトロな中華食堂です。レトロ風じゃなくてレトロね。ここ大事。昭和にタイムスリップした感覚。
しかも全然期待してなかったのにやたら美味いマーボー麺と皮がこげた餃子。本当に美味しかった。ごちそうさま。
新潟の適度な都会っぷりが好きなのよね。以前もどこかで書いたけど、自分が行ったことある限定で住みたい街ランキングだと新潟市は2位。1位は神戸。
今日のカメラは久しぶりSONYのRX100。このカメラはオールマイティですから旅記録には最高。
コンデジ片手の夜のスナップは酒田ではほとんど撮れません。
雨の新潟。
やたら美味そうな匂いを路上に放っていた焼肉屋さん。
ちょっとストリート感あるよね。
おっと。私もライヴハウス経験長いんで、それっぽいお客さんたちはすぐわかります。ということは公演は終わったということでしょう。
楽しいライヴだったようですね。お客さんたちの高揚した表情ですぐわかる。
なかなか出てこないなと思ってたら、近くでハンバーガー食べてるという連絡が来て合流。
というわけで
ハンバーガー片手に、終始息子はライヴの感想を早口で喋ってました。
思えば僕もいわゆるポップスに興味を持ったのは小3だったな、と思い出しましてね。僕の場合はマッチでしたね。近藤真彦のスニーカーぶる~す。父からもらった古臭いテープレコーダーで、あの曲を初めとするテレビの歌番組から流れる流行歌を録音し始めました。
まぁ音楽は好きに越したことが無いよ。人生が豊かになるからね。じつは世の中にいい音楽とか悪い音楽とかってのは存在しないので、自分が好きな音楽を自らの肥やしにしていくのが一番ですよね。
ではまた。