僕にとって写真を撮るという行為の根底にあるのはエンターテインメントであります。文学に例えれば大衆文学です。わかる人にしかわからないという写真を見るのは好きですが、自分で撮って公開するのは嫌いです。
思えばロック音楽をやってたときもそうで、古い時代の音楽を好んでいるとよく純文学志向と勘違いされることがありますが、僕に限っては全くそんなことはありません。
もちろんそういった要素は自分の中の核みたいなものに存在するんだとは思いますが、それは仕方なく滲み出ている程度に抑えたいという願望があります。隠し持っていたいという欲望といってもいいかもしれない。
そこまでやって初めてそこを感じてもらえたとしたなら、それこそが僕という人間のアート成分だと思って頂いて結構です。けれども自分から鼻息を荒くしてアートを掲げることは死ぬまでないかな。
というわけで、そんな僕が今月も気楽に撮った散歩写真を楽しんで頂けたら幸いでござる。
冬の光
冬の光っていいですよね。このように布を一枚被せたような優しい広がりが好きです。
最近は「冬の酒田でカラフルなもの」を見つけると思わずシャッターを切ってしまいます。
我が家は豆まきもちゃんとやります。
冬は冬の写真を撮りたいんです。
忘れもしない2月4日の写真。この日は日没あたりから酒田にしては珍しく雪がまっすぐ降る夜だったので、風呂上りでしたが着込んで山居倉庫まで行きました。
スナップ写真好きの僕にしては珍しく、ある程度イメージを具現化するように頑張った写真です(笑)
今年はこんな風に雪が見れる日も極端に少ない年でしたね。
下校時の子どもたちが雪玉を見せに事務所に寄ってくれました。
親子三人で日和山公園散歩の日。
僕が小さい頃、よく母親の集金業務に付き合うと帰りのここのオヤキを買ってもらってました。
カラフルみっけ。
光丘文庫のとこ。
妻が作ったカップヌードルチャーハン。
そろそろ冬も飽きたよね。
息子が書いたドラムセットのらくがき。
また光丘文庫のとこ。
写真撮ってると敏感になるのが季節の移り変わり。コントラストが強くなってきたので春はすぐそこ。
というわけで
現在、新型コロナ騒動で世の中忙しいですがまぁ慌てずいきましょう。あの未曾有の大震災を経験した我々日本人ですから、たいていのことは大丈夫ですよ、きっと。
ではまた。