「毎年6月ってこんなに暑いものだっただろうか?」と思うほど夏っぽい毎日が続いている。
早朝交差点も、気温はともかく日差しはもう夏のものになっている。僕が毎朝立っているのは学校より西にある交差点だから、つまり子どもたちは朝日に向かって登校している。そんな中、金曜日にもなると、さすがに疲れもあるように見える。
いま剣道スポ少は週一回の活動しかしていない。スポ少の活動自体は解禁されたが、全日本剣道連盟がまだ「対人稽古の自粛」を解禁していない。だからその週一の稽古も、面を着けずに基礎をみっちりとやるものになっている。
だが、僕はそれでかまわないと思う。
二ヶ月の休校のあとの授業再開。もちろん学習内容も少し詰めたものになってるだろう。それに加えて週三回の剣道の稽古なんて、ちょっと子どもが可愛そうだ。もはや一学期はこのままでもいいんじゃないかと個人的には思っている。
それで遅れが出たとしても別にいいじゃないか。小学生のスポーツなんてそんな感じでいいのだ。そもそも剣道なんてその気になればいつだってやれる。じいさんになってもやれるのだ。
さて、昨日ウチのせがれも顔を真っ赤にして帰ってきた。律儀にマスクをしながら。
「おまえ、こんな暑い日の帰り道にマスクなんかするなよ」
「いや、別に暑くないよ」
こいつは変なとこでガンコジジイみたいな部分がある。新型コロナなんかより熱中症の方が子どもたちにとってよっぽど危険だというのに。
そう。そのあたりもさっさと文科省なり厚労省なりが声明を出すべきなのだ。当たり前だが、子どもたちに自己判断なんて出来ないし、先生たちだって「外していいよ」なんて言えないだろう。そこはガイドラインを組んだ連中がやらんといかんのだ。
今日も息子は真面目にマスクをしながら帰ってきた。そしてマスクを置いてすぐに公園に遊びに行った。
その後、同じクラスの女の子二人組が「やっほー」と僕の事務所を覗き込んだ。彼女たちはマスクをしていなかった。「だって暑いもーん」だそうだ。
やはり女の子は大人だ。自己判断もしっかり出来ている。