散文的な日記は自分にとっては必要だ

散文的日常記録

自分のイビキの音で目が覚めた。時計を見ると14時20分。部屋には誰もいない。そういえば妻は依頼された写真撮影に、息子は叔母のところに遊びに行くと言ってたっけ。

それにしても自分のイビキの音があんなにうるさいと思わなかった。まるでダイソンの掃除機じゃないか。普段、家族は気遣って僕に指摘してこなかったのだろうか。

昨晩はすぐ近くの自治会館で町内のほぼ同年代の連中数人での懇親会だった。ダラダラと6時間も喋り続けたのは何年振りだろうか。中には小学生の頃、一緒に遊んでいたお兄ちゃんみたいな存在だった人もいたから話が尽きることがない。尽きることが無いから0時を回った。誰かが「もう、そろそろお開きにするか?」と言い出さなかったらいつまでも続いてたのだろう。

帰宅して1時に寝て6時前に起きてインスタントコーヒーをすすり、息子を剣道の稽古に送っていき、町内の資源回収に参加し、そしてまた体育館に向かった。そんな慌ただしい週末を過ごしているからイビキの音がデカくなるのだ。

話は変わるが、9月にここのブログをリニューアルして以来、写真やカメラの特化ブログに方向転換しようと決めた。正確にはそういったことをメインにして、他の雑記をおまけポジションにしようとした。

目的は単純で検索エンジン上位に掲載してもらえるブログにしたかったからだ。現代の検索エンジンは昔みたいにただの日記やジャンルがごった煮のコンテンツは軽視され、何かに特化したものが優遇される。なぜなら検索をする人というのは何か答えや参考になる記事を探しているわけだから、何の役にも立たない戯言や信頼性がない情報に引っかかってしまうのは時間の無駄なので、そのへんをGoogleが危惧しつつアルゴリズムを発展させていったからだろう。

僕もブロガーや趣味カメラマンの端くれであるから、どうせなら一人でも多くの人に記事は読んでもらいたい。その思いから少しブログを現代に沿ったものに変えていこうと思ったというわけだ。

だが、それもちょっと飽きてきた。自分が後々読み返して面白いのは、散文的な日常日記だったりすることが多かったからだ。

確かに芸能人でもなんでもない僕の日常なんて誰も知ったこっちゃないであろう。けれども、写真を撮り歩いた記録とレビューを書くだけではちょっと物足りなくなってきた。だからしょうもない日記もやっぱり書いていこうと思った次第である。

さて、昼寝から起きた僕はちょっと外に出てみた。見事に12月特有の寒くてどんよりとした曇り空。

カメラを持ち出したのはいいのだが、白鳥もまだ食事から帰ってきていないし、途中で雨もパラついてきたので何も撮る気になれない。何にも撮る気のないまま写真を一枚無理やり撮ってみた。

結構悪くない。しょうもないダラダラした一日と散文的な日記内容にぴったりの一枚だ。

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