最近、自身何度目かの超広角レンズブームであります。それはきっとこのあいだメルカリで買った広角側21mmのコンデジのせい。
超広角レンズというのは、現代においてだいたい画角でいうところの21㎜以下を指しますかね。22~35mmあたりが広角レンズ、それ以降は標準って感じでしょうか。
まぁそんな定義はどうでもいいんですけど、とにかく僕は稀に広い画角で写真を撮りたくなるんですよ。しかもですね、結構面倒くさくてですね。
超広角レンズを持ち出したいんだけど、その特性を全面に押し出したような写真は撮りたくない。
…というワガママがもれなくついてくる。え?意味わかんないですかね?簡単に言うと、フェラーリが欲しいんだがスピードは出したくないってな感じですかね。ちょっと違うかもしれません。
とにかく夏が近づけば超広角レンズですよ。何となくそういうもんなんです。
ちなみにこういう特性のレンズは恐らく風景写真を撮る方が好むレンズだと思います。広大な景色の中に立ち、その中から広大に切り取る必要がありますからね。
…え?おまえ広大な風景なんか撮らないじゃないかって?
そうなんですよ。広大な風景なんて撮らないばかりか、そんなところまで僕は行けませんし、行く気も起きないですからね。
じゃ、なんで僕がそんなレンズを持ってるのかといえば、えーと次でご説明します。
僕のはCanonのEF17-40mm F4L USM
僕の超広角レンズはズームレンズです。焦点距離は17~40mm。たしか広角側が14mmとかあるのも売ってますので、特別これが「すげー広角だぜ!」というレンズでは無いです。Canonが誇るLレンズのラインナップの中でも比較的リーズナブルな方だし。
で、広大な風景も何も撮らない僕が何でこういったレンズを持ってるかというとですね、学校で子ども達を撮るためなんです。
というのもね、ほら、広角レンズって広く撮れるでしょ?だから背景を取り込みながら子ども達を記録できるのでね。非常に重宝するんですよ。
学校で写真を撮るってね、いわゆる背景ボケボケにしたエモーショナルな写真ってあまり必要ないんですよね。いや、僕も撮りますけどね。でも二の次なんですよ。10年後、20年後に誰かが見たときに「子どもがいい表情なのはわかるけど、いつどこで撮られたのかわからない写真たち」ってのはあまり価値が無いと思うんです。
ですんでいつも僕はまずコツコツと記録します。そしてある程度記録性質のモノが撮り終わったら、背景ボッケボケである意味非現実なエモい写真を撮り始めるというパターンです。言うならどちらも必要なんでね。
だからこのレンズを買った…いや、買ってもらいました。友人の仕事を手伝ったときにね、お礼に何か買ってあげますっていうのでね、じゃあこれ買ってください、と。なかなか自分では買えなかったんですよ。何度も言うけど僕は広大な風景(以下略)
それ以来、二年が経ったでしょうか。学校記録以外にもドライブ旅行とかで非常に重宝してます。広角側もいいけど、望遠側が40㎜ってのがまたいいんですよね。これ一本で17mmの超広角と40㎜の標準レンズの2本を兼ねますから。
いざ散歩
ということで僕の散歩コース定番でもある下日枝神社方面へゴー。ちなみに今回の作例は全て広角側の17mmで撮っています。
「神社は正面から撮るのはあんまりよくない」と聞いたことがあるのでちょっとナナメから。
夏になると広角レンズを持ち出したくなるのは、恐らく空が青いからでしょうね。冬の東北日本海側のどんよりした空の下ではあまり持ち出す気になりませんもん。
「全然広角レンズっぽくない写真ばかりだ!」と思ってもらえたらシメたもの。
スポーツカー買って目を逆三角形にしながら爆音で飛ばすようなのは粋じゃないんですよ。
わかる人に「あれ?これ不思議な写真だね?」と気づいてくれる程度が最高。
しかしもう6月なんだもんね。ついこのあいだまで除雪機のネタとか書いてたような気がするけれども。
こっちじゃだいたい6月は毎年カラ梅雨で、7月に入ってザーザー降って、それが終わると夏本番ってのが定番ですよね。
今年の夏は積極的にこのレンズを使っていこうと思います。
ということで
僕のCanon EF17-40mm F4L USMで平日散歩スナップしたお話でした。
恐らく僕はこのレンズを手放さないと思います。友人に買ってもらったというのもあるんですけど、何より超広角レンズを自分で買うということは出来ないと思うんですよね。出来ないというか、どうしても必要なものではないので自分で買うには踏み切れない。高いんですよ、超広角レンズは。
ですのでね、これをずっと使い続けるつもりです。広角においては描写とか解像とかわりと僕はどうでもいいのでね。
ではまた。