【SONY】α7IIを一年間使ってみた感想【ILCE-7M2】

α7II

僕がメインで使っているカメラ…メインなんていうと偉そうですが、要は自分のため他人のためにかかわらず、記録物を確実に精製してくれるカメラやレンズという意味です。

で、昨年そのメインではないものを色々と下取りに出してメインの物を1台増やしました。それがSONYのα7IIというミラーレスカメラです。

増やした理由は単純で、息子が今年度に小学校の最終学年を迎える予定だからです。僕は彼だけではなく学年全員の学校活動記録を収める使命があるのでね。いざ、そのときに壊れた動かなくなったで撮れませんでしたという目に合いたくない。ですのでね、フルサイズ機を最低2台手元に置いておきたかったんです。

これで僕の撮影機は以下になりました。

写真…Canon EOS 6DとSONY α7II
動画…Canon EOS 80D

ちなみにレンズは全てCanonのEFレンズを使っています。α7IIにはSIGMAのマウントコンバーター、MC-11を介して。

これらを駆使して、今年度は現在進行形で卒業記念作品を制作しています。ちなみに写真撮影の場合はだいたい2台ぶら下げていますね。EOS 6Dには広角レンズを、α7IIには望遠レンズをという感じです。

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α7IIを一年使ってみて

昨年6月に購入したα7IIはちょうど一年が経とうとしています。切ったシャッター回数は約1万回。特に故障も不具合もありません。

ただ、外装面では2つほど劣化が見られました。ひとつは液晶部分のコーティングシールが剥げてきたこと。もうひとつはグリップラバーが剝がれてきたこと。

どちらも使用するにあたっては大きな問題ではないのですが、購入したカメラをいつかは下取りすることを想定している方にとっては大問題かもしれませんね。

ちなみにウチには妻のCanon EOS 5Dmark3も含め、数万ショットを消化したEOSのデジタル一眼レフ機が3台あることになりますが、上記のようなつまらないトラブルが発生したことは一度もありません。このへんはカメラメーカーとしての、CanonとSONYの歴史の違いといったところでしょうか。

あと、もうひとつだけ不満があるとすれば、以下の記事でも書きましたが、チルト液晶を稼働させてウエストレベルで写真を撮ろうとしたときに、アイセンサーがお腹や胸に反応して液晶がファインダーに勝手に切り替わり真っ暗になることです。このへんは本当にくだらない。SONYの開発陣はちゃんと使ってみたのかなと思うほど。

でも、不満といえばそれくらいで、後は快適に使っています。バッテリー一つで200~250枚ほどしか撮れませんが、別に予備バッテリーをたくさん持っているのでそれも問題なし。

なお、ここまで書いたことは全てα7IIのことですので、今年発売された現行のα7Ⅳや、旧型のα7Ⅲでは改善されてるかもしれません。特にα7Ⅲは「α7シリーズの完成型」と呼ばれるほど売れに売れた機種ですもんね。α7ⅢでカメラメーカーとしてのSONYはひとつの到達点を迎えたのかもしれません。

α7IIとオールドレンズ

僕がα7IIを購入したわけはミラーレス機ということもあります。ミラーレス機はその構造上、フィルムカメラ時代のレンズ、いわゆるオールドレンズ遊びが容易にできますからね。

じつは昨年の「もう一台フルサイズ機を増やす計画」のときに、一度CaononのEOS 6D markIIが最初の候補だったんです。

だけど中古で考えても予算オーバーだったこと、それと普段の日常スナップで使うカメラを下取りに出すわけですから、それにも兼用できるものがふさわしいと考えた場合、デカくて重い一眼レフ機はちょっとなぁと考えミラーレス機であるα7IIを選びました。

それは恐らく正解だったようで、手持ちのオールドレンズを毎日のように付け替え、日常の撮影を楽しんでいます。

α7IIはオールドレンズととても相性がいいです。例えばEVFを覗きながら拡大ピント合わせが出来ることはα7IIというよりミラーレスカメラのメリットだと思いますが、なんといいますか、SONYのRAWデータとの相性がとてもいいと感じています。

というのも、EOSを使っているときはRAW現像なんてしてもしなくてもいいや派だったんですが、SONYのセンサーが作り出す撮影データは良くも悪くも味気なく…というかニュートラルに感じることが多い。ですので、PCに取り込みRAW現像を施す方が、自分が好きなように画づくりしやすい気がします。オールドレンズだとなおのこと。

ちなみに僕が気に入っているレンズはカールツアィスイエナのテッサー50㎜と旧ミノルタのロッコールシリーズです。特にロッコールで撮る春~夏の写真がとても好きですね。

ということで

色々と書いてきましたが、一年間、楽しく使ってきました。

もちろんカメラの良し悪しはその人の使い道によりますので一概に「いいカメラだ!みなさんにおすすめ!」ということは申し上げられませんが、僕個人としては子ども達の活動記録を綺麗に残したり、日常をスナップするぶんには大満足です。

現代はとにかく最新カメラが高価ですからね。僕には中古で10万円しなかったこのα7IIで十分です。

後は腕と感性でカバーしますよ。なんつってね。ではまた。

α7IIとオールドレンズで撮った作例

 

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