突然ですがカメラを買いました。機種はSONYのフルサイズミラーレスカメラ「 α7II (アルファセブンツー」です。
買ったとはいっても手持ちのカメラ2つにレンズ1本を下取りに出したので出費はほとんどありません。だから交換したという方が正しいかな。
要はあれですね。「ちょっともったいないかな、うーん」と思ってる手持ちのモノを整理してまで、今後α7IIが必要だと思ったから手に入れたんですよ。
なぜα7「Ⅲ」ではないのか?
これは簡単な話で資金が無いからです。資金があるなら現行機を選ぶに決まってるじゃないですか。
いや、ちょっと違うかな。というのも僕のメイン機はあくまでCanonのEOSなんです。これはEOSの方がαより優秀だ!とかそんな簡単な理由じゃなくてね。
僕、さまざまな事情で息子が通う小学校の記録撮影をやってるんですけど、それこそ「年に1度の運動会を!」とかじゃなく、それこそ一度の出動で数十数百ショット撮る機会が頻繁にあります。
すると、ああいったものは撮影機能だけが充実していればいいというものでもなくってね。
真夏の35℃の日、砂埃舞うグラウンドの運動会、真冬のみぞれが降るスキー場、そういったさまざまな環境でも、これまで僕のEOSは壊れるどころかエラーひとつありませんでした。卒業式といった絶対に失敗できない撮影もちゃんとこなしてくれました。
他にも臨機応変に立ち回る必要性が出てきたときに、何をどう押せばそれに対応出来るか瞬時に操作できますし、バッテリーも切らしたことありませんし、現像ソフトも使い慣れております。そういったいわゆる信頼と実績が自分の中でEOSにはあるんですよ。
そしてレンズ資産もあります。ウチは妻もEOS 5Dmak3なので使用レンズは共用してるんですね。
そういったことを丸ごと差し出せばSONY現行機+レンズの一本や二本は手に入れることは出来たと思いますが、さすがに現段階でシステム総とっかえする気にはなれませんでした。他にもプライベートで依頼を受けて撮ることも稀にあるから、せっかくこれまで撮ったもので頼んできてくれたのに、いきなり写真がガラっと変わったら申し訳ないでしょ。
だからEOSのメインシステムはそのまま残し、あくまで補強という感じでα7Ⅱを入手したというわけです。
僕が持つSONY機の印象
これまでSONY機はRX100というコンデジを使い倒した経験はありますが、レンズ交換式カメラは初めてですね。
でも、恐らくSONYの写真に対するスタンスは大きく変わらないと思うし、webでもたくさんの作例を見てきた僕が持つSONY機が出す写真の印象は「透明感」に尽きますね。あと清涼感かな。
同じ気持ちよさでも、真冬にお風呂に使ったときの気持ちよさがCanon機だとすると、暑い日に首筋に冷たいシャワーを浴びせた気持ちよさがSONYです。
え?いまいちわかんない?そうかな。意外に適格だと思うんだけど(笑)
簡単に言うと、夏の海の波打ち際をポカリスエットを片手に持った大きめの麦わら帽子と白いワンピースを着た長身の女の子が、こっちを向いてニコっと微笑む写真を撮らせたらSONY機の右に出るものはいないだろうなってことですかね。
実機
では、実機の写真から。
フルサイズセンサーだから以前書いた富士フィルムのX-E1より全然大きいイメージセンサー。
※X-E1の過去記事はこちら↓↓
「オールドレンズでいこう②」—2020.12.04投稿。
僕のEOS6Dとの大きさの比較。
※6Dの購入記事はこちら↓↓

※フルサイズ機についての主観記事はこちら↓↓

カメラは買ったけどSONYのレンズは持ってません。まずは手持ちのオールドレンズで。
これをカメラとレンズの間に挟んで使います。いわゆるマウントアダプターね。
こんな感じになりました。
フルサイズセンサー機がこんなコンパクトなんてすごいよね。
作例
では、ここからは作例。ブログ用に圧縮してあるんで元画像をお見せできないのが残念ですが、まぁ雰囲気だけでも。
それと昨日届いたばかりで、とりあえずがんがんテスト中なんでそこんとこよろしく。。レンズはsmc takumar 55mm f1.8。RAWで撮り、SONYの純正ソフト「Imaging Edge」で現像しています。
明暗のトーン。
オールドレンズなんで全てマニュアルフォーカスなんだけど、こんなにも拡大+ピーキング表示が便利だとは思わなかった。オールドレンズ使用に限ってはミラーレスが快適過ぎて、もう一眼レフには戻れませんね。
ええのう。
盛大なフレアもオールドレンズの味。この写真ええのう。
海岸へ移動。確実にいえるのはEOSよりハイライトが粘る。EOSはハイライトは簡単に飛ぶしシャドウは潰れるけど中間のトーンがいいんだよね。やっぱ人物用にチューニングされてるからだろうか。
ポカリスエットを片手に持った大きめの麦わら帽子と白いワンピースを着た長身の女の子なんていないから、代わりに息子をモデルにしたの巻。
ええのう。
今日載せてる作例はほとんど開放だけど、これは絞って撮ったかな。
開放のまんまで撮っちゃってボケすぎた。
酒田の聖地のひとつ。
フレアとゴーストを出すためにわざと逆光撮影。ちなみにここも酒田の聖地のひとつ。
ということで
まだ使用二日目なんで特長とか上手くつかめていないけど参考になりましたら幸いです。
αはよく「写りはいいけどユーザーインターフェース含む操作性がダメ」と評されてるみたいだけど、僕はわりと大丈夫ですね。RX100で慣れてたせいか、カスタムボタンによく使う機能を割り当てれば非常に使いやすいです。
あと、懸念されてたバッテリー持ちね。
僕のは中古購入なんでもちろんバッテリーも中古。だから劣化具合がわかんないんですが、とりあえず156ショット撮ったところで電池表示は半分になりました。だから300枚は撮れるのかな。
でも、突然半分表示からぐんぐん減りが進む機種もあるし、僕は撮影プレビュー表示はOFFにしたりスリープにもすぐ入るようにしてるし、何よりマニュアルフォーカスなんでAFが作動してないから普通の使い方に比べれば持つかもしれません。そのへんは不明。
とりあえずこれからはしばらくα7Ⅱをオールドレンズで使い込んでみようかと思ってます。んで、そのうちCanonのEFレンズを装着出来るようにするため、シグマが販売してるマウントコンバーターも買うと思います。
そのときにまた改めてレビューしますね。ではまた。
2021.10.10.追記
約100日間で4678回ほどシャッターを切った感想記事を書きました。

2022.06.08.追記
一年間使用した記事を書いてみました。