最近気づいたのだが、僕が自分で撮る写真の好みは毎年今頃の時期に変わる気がする。変わるというかいったんリセットされる感じ。
5年前にコンパクトカメラのRX100を買ってから僕は日常を写真に収めるようになったのだが、そのRX100を買ったのも6月。
やっぱ一度はフルサイズセンサー機を使わなきゃいかんといってCanon EOS 6Dを買ったのが四年前の7月。
で、SONYのα7IIを買って古いレンズで白昼夢のような写真を撮りたいとやり始めたのが昨年の6月。
自己分析するに、これって夏前になると自分の中で色々とウズいてくるということなのではなかろうか。つまりだ、僕にとって夏は写真を撮るにふさわしい季節なのであろう。そう結論づいたのである。
今年もいろいろとウズウズしてきた。かといって新しい道具が欲しいというわけでは全くなくて、今年春まで続いていた自分の中の写真の好みがまたリセットされた感がある。
今度は真逆。白昼夢のようなぼんやりした、もしくは線の細いふんわりした仕上がりの写真では無くて、高コントラストで線が太くてガリっとバキっとした目が覚めるような写真が撮りたくなってきた。
今年の夏はそれで行こうと思う。
MC W.Rokkor 28mm-SI F2.5
そうは考えてみたものの、それをするにはどうやったらいいのかは今一つピンと来てないのだが、とにかく手持ちのレンズで解像感のあるものをまず持ち出すことにしようと防湿材を入れた箱の中をゴソゴソ漁ってみると・・・あった。これでいいや。
その名も旧ミノルタのMC W.Rokkor 28mm-SI F2.5である。ちなみにメルカリで3000円くらいで買ったやつ。
そもそも広角レンズってのは性質上パリっと写るものではあるが、この古レンズはその特徴が顕著である…気がする。
あとは場所であるが…よし、土門拳記念館周辺でのガリっとした感じを狙いに行くか。
ということで α7IIにMC W.Rokkor 28mm-SI F2.5をくっつけてレッツゴー。
アジサイはまだまださいてないヨ
飯森山公園の土門拳記念館あたりといえば紫陽花のメッカなのだが、もちろんまだそんな時期ではございません。6月末くらいだよね。
こちらが土門拳記念館です。
個人的にですが、ぶっちゃけこのエリアはそんなに面白い写真が撮れるわけではありません。屋根も高い建物も無いのでね、影がつかないんですよね。
でも、ちょっとガリっとしてきました。
この毛ブラシみたいな葉っぱもいいですねぇ。
このレンズ、解像はするけど色ノリはあんまよくないな。モノクロ向きだな。
ほれほれ、ガリっとしてきましたよ。
昔のレンズなので逆光はお手上げです。
急に暑くなってきたし帰ろっと。
ということで
一応、試してきましたが、ちょっとこんなもんじゃ僕のガリパキ写真が撮りたい欲が満たされません。また色々と研究してきます。
いやぁそれにしてもあとひと月ほどで夏本番ですか!今年も色々と楽しみです。今年は夏らしい高コントラストな写真を量産しますよ僕は!
じつに楽しみ!ではまた!