【559日目】早朝交差点観察日記

早朝交差点観察日記

僕は3年前から自宅近所の交差点に毎朝立っている。それはPTA役員とかそういうのを抜きにして、イチ保護者として立っている。それに目をつけられたのか、今では町の交通安全部長に抜擢されたのが2年前である。

つまり、ちょっとややこしいのだが、当学区の交通安全部の仕事として月2回の学校前での立哨指導、それ以外の平日朝は近所でイチ保護者として挨拶&防犯おじさんいうふうに、いわゆる二足のワラジを履いている身分なのである。

別にそんなことどうだっていいのだが、この月2回の交通安全部の仕事はちゃんと周りに合わせて黄色いカッパを着る。これがなかなか嫌なのである。今朝なんて暴風雪警報が発令されてるほどの悪天候だったので、全身イエローカッパスタイルだ。

顔馴染みの子たちが次々と笑っていく。クスクスと下を向いてる子もいれば、豪快に指を指して笑っていく奴もいる。くそっ。どうせウケを狙うならサンタクロースの恰好をすれば良かった。

こんな天気にもかかわらず、子どもたちは比較的ご機嫌な子が多い。そりゃそうだろう。なんたって明日から冬休みだ。サンタに大晦日、お雑煮にお年玉。楽しいことがたくさん待っている二週間なのである。

そういえば僕が編集部長を務めるPTA広報紙も昨日無事に発行された。今回の表紙は今年度の運動会の組頭3人。つまり僕の息子もその中の1人にいる。

自分たちであーでもないこーでもないと作った広報紙の表紙に息子が掲載されていて、中を開けば僕自身もインタビュイーと…というか対談者として掲載されていて、それが1000部近く印刷され、学校を経由し各家庭と地域に配布され、その中の1部が僕の家庭にも届いた。

これは何だかとっても変な気分だ。でも、嬉しくもある。

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