グランツーリスモの新作が出ました。
待ちに待った、という訳でもないんですが、僕も思わず発売日の午後に買いにいきました。
データインストールにアップデート、そしてなんやかんや忙しく、結局本日初プレイ。
まだアーケードモード(AIと競うレースモード)を10戦ほどしか遊んでいませんが、今回のグランツーリスモはとても楽しい作品になるという予感がします。
気持ちがいい
予感の理由はただひとつ。「走ってて気持ちがいいから」
グランツーリスモ(以下GT)は初代からプレイしている僕ですが、7年前のGT5をちょっとプレイして飽きてしまってました。その後のGT6もやっていません。
シリーズ進化に伴い、特別カーマニアでもレースマニアでも無い僕にとっては多すぎるほど車種が増えコースが増え、いざゲームを始めればライセンス奪取を作業的に行っていく。この流れにウンザリしてしまったのでしょう。
そんな僕が今回なぜもう一度遊んでみたいと思ったかというと、収録コースに首都高速の環状線が入ったから、という単純な理由です。
けれどもいきなりプレイは出来ないみたいで、ステータスレベルを上げていくと開放、という条件でして、そのためにまずはAIと競うアーケードモードというものをやってみたら「あれ?何だか今回のGTは走らせてるのが楽しいぞ」というのが冒頭の感想です。
具体的に何がどうだとか説明するのはちょっと難しいのですが、かつて初代GTやGT2の頃のような「市販車を操ってフリー走行や1人でタイムアタックしてるだけで楽しい」という、確かに僕の中で存在したあの感覚が戻ってきた感があるのです。
レビューも何も、まだ始めて1時間ほどですので詳しいことは書けませんが、恐らく今回のGT、僕は長くゆったり遊び続けると思うので、また機会があれば書きたいと思います。
ただ、僕と同じように「昔のグランツーリスモは好きだったけど飽きちゃった」という方は、ひょっとするとその頃の楽しさが思い起こせるような作品になってるかもしれませんよ、ということだけはお伝えしておこうかと。
ちなみにオンライン専用タイトルとなっておりますのでご注意を。
グランツーリスモの思い出
最後に僕のGTの思い出。
じつは初代GTって発売前から話題になった作品じゃなかったと思うんですよね。当時ファミ通か何かで見かけましたが、発売前レビューで「マニア向け」みたいなようなこと書いてた記憶が。
しかもジャンルが「レースゲーム」じゃなくて「リアルドライビングシミュレータ」とか書いてたし。
僕はといえば何か直感めいたもので「これは面白そうだぞ」とは思ったものの「ま、予約しないでも買えるだろう」とタカをくくって迎えた発売日当日の夜、どこにいっても売ってない。売り切れ。
「マジカヨ」と思ったものの、確かその日は12月23日といういわゆるクリスマス前&年の瀬。
当時僕は都内に住んでいたんですけど、彼女なんていねーわ、帰省するカネもねーわ、バンドはメンバー一人抜けて動かねーわで、絶対に年末年始を共に過ごすゲームが必要だったのです。
なのにグランツーリスモが売ってない。けれども「はいそうですか」なんて帰れない。そして代わりに買って帰ったのが「テイルズオブディスティニー」というRPGだったんですけど・・・・ちょっと僕の好みには合わない。ドラクエやファイナルファンタジーは好きだけど、これはどうもダメで。
ま、それでも最後までやりましたけれども。なんせヒマなんでね。その年のクリスマスイブなんて、スーパーで夜遅くに安くなった寿司パック3つくらい買って、朝までテイルズオブディスティニーやってました。
結局グランツーリスモが買えたのは年が明けて1月も下旬になった頃じゃなかったかな。それ以来ですよ、僕が欲しいと思ったゲームが出てきたときは必ず予約するようになったのは。
肝心のようやく手に入れた初代グランツーリスモの感想はというとですね、まず「曲がらない」「止まらない」に衝撃を受けましたね。それまでリッジレーサーで現実の挙動を無視したドリフトとかやってましたから。
そして実在するクルマをチューニングして、パワーだけじゃ速く走れないことを知ったり、ライン取りの奥深さを痛感したり、とにかく半年以上ずっぽり遊びました。
そしてGT2はますますハマっちゃって。その頃同じくGTにとりつかれたDというゲーム友達と一緒にタイムアタックやったりね。最後には1秒どころか0.1秒とかタイムを削るしのぎ合いとかになったり。
GT3は少し熱が冷めちゃったんだけど、GT4でまた再燃。思えばグランツーリスモはGT4が僕の中でピークだったかな。とにかくやり込みました。
ずらずら書きましたけど、僕と同じような思い出を持ってるおじさん達は結構いると思うんですよ。ゲームというジャンルを飛び越えて、それまでゲームをあまりやったことの無いクルマ好きまで巻き込んだソフトですから。
しつこいですけど、そういう人達にもう一度グランツーリスモの世界に戻ってきてもらえたらな、と思います。オンラインで一緒に首都高走りませんか?(笑)
ではまたっ!