本日、2024年12月3日は初代プレイステーションが発売されてからちょうど30年になるらしいよ。
いやー、懐かしいですね。プレイステーション。僕は小さな頃からテレビゲームが好きだったんで初代プレイステーションもたっぷり遊びましたよ。
でも、買ったのは発売日ではないな。96年の2月10日に買ったので発売から1年ちょっと経った頃ですね。
なんでそんな細かく覚えてるのかと言いますと、👇のレースを当てて大儲けした夜に勢いで買ったからです。東京・中野のゲーム屋でね。ソフトも5本くらい一緒に。
セガサターンVSプレイステーション
当時のゲームシーンはなんといっても「次世代機ハード戦争」みたいなノリでしてね。
80年代から続くファミコン~スーパーファミコンの流れ、すなわち任天堂一強態勢を、3Dポリゴンを始めとする最新技術を搭載したゲーム機でどのメーカーが覇権を握るのか?みたいな雰囲気でした。具体的にはパナソニックの3Do、セガのセガサターン、そしてソニーのプレイステーション。
例えば「全部買うよ」というマニアならともかく、我々イチユーザーにとっては負けるハード機を買ったら大変なんです。というのも結局勝ち抜いたハードに面白いゲームが集まっちゃうのでね。だから高性能だとかそういうのはどうでもいんですよ。次のハード機が出るまで絶えず面白いソフトがリリースされるのかってのが問題。
だから僕も94年のプレイステーション発売は飛びつきませんでした。というか飛びつけない。当時はゲームセンターにあるゲームをばんばん移植してくれそうなセガサターンが一歩リードしそうな流れでしたからね。
だから個人的には「王者セガサターンにソニープレイステーションがどこまでせまれるか」みたいな感じで少し遠くから見てましたよ。
あ、マルチメディア戦略を謳ったパナソニックはいつのまにか自滅してました。あれは見誤りましたねパナソニック。ユーザーが求めているのは「なんでも出来るゲーム機」ではなく、「面白いソフトが遊べるゲーム機」なんだよね。
バイオハザードの社会現象、とどめのFF7
どっちにしようかな?と迷っていた当時の僕は結局万馬券の勢いにまかせてプレイステーションを選択しました。「バーチャファイターを自宅でやりたい」より「これからソフトがたくさん出そう」という期待が勝った気持ち。
買った日からリッジレーサーのタイムアタックにハマりましたし、友達を呼んで「鉄拳2」で遊んだり、一人で「ときめきメモリアル」を全キャラクリアを目指したりね。それはもう楽しいゲームライフでした。
そこにきてプレイステーションがこのまま覇権を取りそうなソフトが出ました。「バイオハザード」ですね。
よく「社会現象」といいますが、芸能人が「〇〇というゲームにハマってて~」とか言い出すとそれはもう社会現象クラスです。バイオハザードもそうでした。僕の印象ではゲーム好きが飛びついたというより、それまであまりゲームをやったことがない層が初代バイオハザードをヒットさせた気がします。
そしてファイナルファンタジーⅦ(FF7)の発表。プラットフォームはプレイステーション。これがとどめとなりましたね。勝負あり。
実際、FF7はすごかったですね。当時はコンビニでもゲームは販売されてたんですが、とにかくプレイステーションが都内で売ってない。なんならFF7はあるけど本体は無いという状況です。それに追い打ちを掛けるようにものすごいCGを使ったテレビCMをばんばん打つもんだからどんどん売れまくってました。結局FF7発売日の97年1月31日からしばらく品薄が続いてた気がします。あくまで体感ですが。
以降、次世代ゲーム機の派遣はソニーのプレイステーションが握り、2000年発売のプレイステーション2で完全王者の立場をものにし、2006年のプレイステーション3でコケるまで時代は続くわけです。
古き良き時代
振り返ればいい時代でしたね。というよりいい時代に僕は生まれた気がします。
ネット対戦も無いし無料で遊べるスマホゲームも無かったけど、誰かの家に集まって朝まで格闘ゲームや桃太郎伝説をやったり、一枚数千円のゲームソフトを買うのに事前情報を調べに調べるほど購入に慎重になったりね。
あとスーパーファミコン時代から続いたロールプレイングゲーム全盛期ってのもよかったなと思います。一人で遊べてちゃんと物語が完結するゲーム。そういうのだったら今の子どもたちにも安心して奨めることが出来るんだけどなぁ。
ということでね、もう僕はゲームはやらなくなったけど思い出がたくさんあるから満足です。ありがとうプレイステーション。これからも頑張ってね。