今こそストリート・スライダーズを聴くべきだ。

音楽やバンド

僕はロックンロール・ミュージックが好きで、長い間自分でもバンド活動をした経験があるが、国内のバンドで一番好色濃く影響を受けたのはザ・ストリート・スライダーズである。

そんなことは僕の身近にいる人なら百も承知かもしれないが、何となくいま声を大にしていいたいのは、スライダーズが再集結して武道館でLIVEを行うと話題になってるからだ。

とはいうものの、僕はそのLIVEにいかない。抽選に漏れたからではなく、最初から行くつもりはなかったから申し込みもしていない。

彼らの音楽は今でも好きだからよく聴くし、彼らの過去の映像はよくYouTubeを使って視聴する。特に次の動画は最高のライブテイクだと思う。もうハッキリ言っちゃうと、この時期のスライダーズはストーンズより好きである。

だが、いくらまたスライダーズが観れるといっても、僕の中で彼らのストーリーは2000年の解散で終わってるし、今さらその続きを観たいとも正直思えないというのが本音だ。強がりとかそういう類のものではなく本当にそうなのだ。

けれどもスライダーズが話題になるのは嬉しい。いや、もっと話題になって欲しいと思う。BOØWYやTHE BLUE HEARTS、RCサクセションの音楽は未だに語り継がれているし、音楽エッセンスも受け継がれているのに対し、スライダーズは圧倒的に足りないのだ。これがどうにもこうにも納得いかない。

ところでこの再結成だか、一夜限りの再集結だかよくわかっていないのだが、その記念にリリースされたトリビュートアルバムを僕は買ってしまった。

これは買わなきゃよかった。気に入った人には申し訳ないが、僕は全く気にいらなかった。日本のロックンロールシーンを代表するようなメンツが参加し様々なチャレンジを行っているが、全く僕は受け付けなかった。唯一救いだったには、忠実に原曲を再現しようとしたエレファントカシマシの「のら犬にさえなれない」があったことだ。

「のら犬にさえなれない」は名曲であり代表曲である。あまりにもそうだから、スライダーズのフリークスはこの曲をわざわざお気に入りに挙げない。この曲を担当したのがエレファントカシマシで、宮本で、本当に良かった。

 

 

本家の「のら犬にさえなれない」のテイクはこれが最高である。これもフリークの間では当たり前すぎて、わざわざ誰も口にしない。

というかそこのあなた。こんなしょうもないブログを読んでる暇があるなら、スライダーズの音楽を聴くべきだ。僕も改めて最近のめり込んで聴いている。若い頃に100回とか200回再生したアルバムをまた狂ったように聴いている。

僕の現在のお気に入りアルバムは「NASTY CHILDREN」である。

その「NASTY CHILDREN」のオープニングナンバーであるCOME OUT ON THE RUN。よくあるロックンロールナンバーだが、これがライブテイクになると劇的に変化する。

歌が良い、歌詞が良い、メロディが良い。そういうことではないのだ。音楽が生きている。スライダーズを聴くとバンドが生きていると感じるのである。

何度も書くが、最近スライダーズに夢中だ。でも、不思議とギターは弾きたくなるが、またバンドをやりたいなとは思わない。

その代わりに写真を撮りたい。スライダーズのようにいつも俯瞰で、そして少し無責任な感覚を抱きながら写真を撮り、世に投げたい。

なんかやる気出てきた。ではまた。

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