コート!コート!コート!

服装

今年は暑かったから農家の皆様の稲刈りのペースが早い。と言うことは必然的に僕の商売(農業機械向けの部品卸販売)の繁忙期も例年より前倒し、そして大変凝縮されたものになっておる。

簡単に言えばすでにくたびれた。毎年この時期だけ飲むキューピーコーワゴールドの減りも早い。

それにしても酒田もようやく涼しくなった。週間天気予報を見ても、この先30℃を超える日は無いし、最低気温は20℃を下回る。

ということでクローゼットの中身をさっさと衣替えをした。薄手の半袖シャツやポロシャツ、麻のシャツやパンツ、その他春夏にしかそぐわない色のモノなどを全部を倉庫に持っていき、代わりに秋冬のブツを引っ張り出した。

僕はこういうのに無頓着に見えるタイプだと思うが、じつは結構きちんとやるのだ。そうじゃないと季節外れの男になってしまうし、そもそも日本は四季があるのだから、服装できちんとそれを楽しむべきだとも思っている。

それにしても今年の春に一念発起していらない服を全部捨てておいて良かった。「いつか痩せたら着よう」と思ってとっておいてもどうせ痩せないのだ。そういう服や「50にもなってこれを着るのは考えられないな」という服は一部息子にあげて後は全部捨てた。それでもまだまだ残っているが、おかげで例年に比べれば衣替えも楽であった。

それにしても、だ。

倉庫の隅のラックに掛けてあるアウターの類をみて「なんでこんなにコートがあるのに近年の俺は全然着ないのだ」と思わず立ち止まってしまった。

というのもトレンチにステンカラー、ツイードにダッフルにチェスターフィールドがズラっと並べてある。新品購入、古着購入に関わらず、毎日違うものを着たとしても二週間は持つだろう。

なのに去年なんか超インドア派のくせにアウトドア系のナイロンジャケットばかりだったり、色が時代遅れのベンチコートだったり、ヤレ過ぎておかしくなってるダウンジャケットだったりしか着なかった。「雪が降るから」とか「クルマに乗るとシワになるから」とかいろんな言い訳をつけては「服装を楽しむ」ということを放棄してしまった。

これじゃいけない。今年はちゃんとしようと思う。

10月の後半にもなれば朝晩は10度前後になるだろう。だったらもうトレンチコートを着るのだ。以前、小学校に着て行ったら知ってる子に「目暮警部だ!」と言われて以来封印していたが、もう構うもんか。

12月にもなればもうウール系だ。中古で買ったカシミヤのチェスターフィールドコートにカシミヤのマフラーを捲いてジェントルマンを気取ってやる。なんならボルサリーノの中折れ帽も引っ張り出してこよう。あとツイードジャケットにコーデュロイのパンツでカントリー親父を気取るのもいいな。

1月と2月はダッフルコートだ。あと、くるぶし丈のウールコートもあったな確か。よし、それで乗り切ろう。なんと言ってもここでダウンとか着たくなるのをグっと堪えなければいけない。ここはスキー場じゃないんだ。ダウンジャケットなんか着るもんか。

よし!このプランで乗り切ろう!あとじつはPコートもあるんだけど、アレはちょっと北の指導者みたいになるのでやめておこう。息子にあげよう。Pコートは若者がふさわしい。

ではまた!みなさんも秋冬を楽しもうぜ!

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