【コニカC35】またレンジファインダー機を使い始めよう

コニカC35

9月になると運動会を思い出します。それは自分が子どもの頃の運動会ではなく、小学校のPTA広報部として撮影に明け暮れた去年までのことね。

6年間、運動会に限って僕はひたすら動画記録担当でした。おかげであの小学校で撮る運動会ムービーは世界で一番素敵に撮れる自信があります。

でも、去年は最後だったからちゃっかり写真も撮ってたんだよね。首からぶら下げてたフィルムカメラのコニカC35でね。いま見返したら36枚撮りのフィルムを3本撮ってたみたい。

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一眼レフやミラーレスには無いもの

例えば我が子を、もしくは知り合いの親御さんに頼まれてクラスの子を…とか撮影するのだったら確実に現代のデジタル一眼レフやミラーレスに望遠レンズをくっつけて撮る方がいいの。綺麗だし、失敗は少ないし、何よりコストを気にせずシャッターを押せるし。

でも、「この日、確かに僕は運動会観戦を体験した」という感情が湧き出てくるのはこのC35で撮った写真が何だかいいんだよね。

何だか気づいちゃったんだけど、じつはフィルム、デジタルうんぬんって話では無く、結局のところスナップ写真というのはレンジファインダー機で撮るのが一番ふさわしいんじゃなかろうか。

レンジファインダー機ってのは距離計付きのカメラのこと。一眼レフやミラーレスはレンズを変えれば見える景色は変わるけど、素通しのガラスを通して見える景色が大前提。そのことからしても、もしスナップ写真を「切り取る」という言い方をするならば、まさにレンジファインダー機を使って撮る写真こそがそれなんじゃないかと。

今の僕は自分のためにしか写真を撮る機会はないし、風景や人物を撮るのが趣味とかいうわけでも無く、ほんと日常に潜む非日常を探したり、イベントなどで私的な記録を撮ることだけが趣味のカメラマン。

つまりもうレンジファインダー機と35㎜と50㎜、あとはまぁせいぜい28㎜のレンズ計3本があれば最高の写真ライフが送れる気がするんだよね。

でも、じつはそれって今の僕ではちょっと難しい。というのもレンジファインダーの現行デジタルカメラってあのLeica(ライカ)社のM型しかないから。そしてM型を1台とさっき挙げたレンズ3本を買うと150万円くらいかかるから。趣味にそこまでお金を出せるほど裕福では無いし、まだ自分のためだけにお金を使える身分ではない。

でも、別にデジタルじゃなくてもいいかって思うの。だってフィルム時代のカメラにはレンジファインダー機ってたくさんあったからね。今回挙げたコニカC35そうだし、僕はもう一台コニカⅢaというカメラも持ってる。

またC35を使い始めようかなって

このコニカC35ってカメラはとにかく手のひらサイズだし写りもキレもある。はっきり言って名機だと思ってる。

じゃあなんであまり使わないのかと言われれば、それはもうネガフィルムの高騰ですよ。この3年間だけで販売価格が3倍になってるからね。

とはいってもライカを買うより安いよね。僕はM型ライカが使いたいのではなく、レンジファインダーが使いたいのだから。

毎日持ち歩くカメラはいつものミラーレスやコンデジ。お祭りとか特別な非日常を撮るときはC35というふうに使い分ければ全然いけそうな気がする。

まずは手始めに中学校の運動会に首からぶら下げて行ってみよう。我が子をドアップで…なんて写真はもう必要ないから、僕自身が何年か後に見返して「運動会を見た」という記憶が蘇るきっかけになるような写真を撮ろう。

肩肘張らずにとことん気楽にね。ピントとか構図とかそういうのはいいから。

昨年の運動会、C35で撮った写真の一部

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