いばらの道を突き進む

剣道

一昨日、そして昨日と県中総体の剣道競技が行われ、これにてウチの剣道部の三年生3名全員の中学剣道は全て終了となった。

彼らは中学入学から始めた子たちと1年間のブランク明けに1年生途中から再開した子たちである。それだけでなく彼らの上級生も部員は少なかったから、ひと頃は総勢4~5名で活動を行っていた。大会で入賞することもなく練習試合に参加することもあまり無かったが、みんなで楽しく剣道をやれていた、と聞いた。

それが現2年生が入学と同時に8名も入ってきた。ほとんどが小学校からバリバリにやってきた経験者たちだ。

それと共に指導者が代わり、練習の数も練習試合も増え。大会も優勝や入賞するようにもなり、いつしか県内ではちょっとした強豪呼ばわりされるようになった。

最大の功労者は今回引退する3年生たちだ。

著しく環境が変わったにもかかわらず、彼らは何ひとつ文句は言わなかった。キャリアが少ないことに気持ちで負けることなどなく、勝敗を左右するような大事な局面でも立派に戦う姿を何度も見せた。子どもたちだけでなく保護者の方々も積極的にチームのサポートをしてくれた。

本当に頭が下がる思いである。心よりみなさんに感謝したい。

そしてすでに新チームはスタートしている。光栄にも監督から僕の息子が主将に指名された。現3年生から渡されたバトンは非常に重いが、なんとか頑張ってもらいたい。

競技者として強さや勝利を追求すればそこに満足がいくゴール地点は無いだろう。どこかに悔いが残る道がどこまでも続く。

それでもこれからの1年間、彼らにはそのいばらの道を真っすぐに歩んでもらいたい。その経験は必ずやその後の人生の大きな肥やしになるはずだから。

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