少しずつ時間を重ねていく

服装

日ごろ車の運転をしていると気づかされることがある。今日の気づきは落ち葉が山のように道路に散らばっていることと、綿素材のコートを着ている女性をちらほら見かけるようになったことだ。

『一雨ごとに秋が深まる』とはよく言ったもので、季節はまたひとつ進み、いよいよ晩秋へと移り変わろうとしている。

近年の僕は服装のスタイルチェンジに励んでいると以前に書いたが、今年初めてニット…いわゆるセーターをユニクロで買い込んだ。これまでも真冬に古臭いローゲージのセーターをときどき着ることはあったものの、日常的に着る意気込みなのは今年が初めてである。

今はハイゲージのモックネックに紺のブレザーを重ねている。もっと寒くなったらミドルゲージにツイードジャケットの組み合わせや、真冬は野暮ったいローゲージにダッフルコートを着て楽しむつもりだ。

実際のところ、僕はとことんおじさん臭くなってやろうと目論んでいるのだ。年齢より若く見られたいなんて思わない。10代の頃に早く大人のロッカーになりたいと思ったように、今のうちからイケてるおじいさんっぽくなりたい。

昨日中学の吹奏楽部の定期演奏会が市のホールで行われて僕も鑑賞にいったのだが、ちゃんとした格好、例え孫のイチ学校行事といえどコンサートホールに足を運ぶ以上は…とふさわしい服装に身を包むじいちゃんはとても素敵に見えた。ああいう粋な年寄りになりたい。

今日の画像はいかにもザ・おじさんと呼ぶべきアイテムであろうブルゾンである。この10月、業務中の上着としてたくさん着用した。

白シャツ、ネクタイ、茶色のスラックスにブルゾン。残念ながらこれは流石にまだしっくりとこなかった。今年はもうコートに入れ替えることにするが、また春先、もしくは来年の秋と時間を重ねることによって少しずつ自分のものになって来ればいいなと思っている。

タイトルとURLをコピーしました