どうもオガーです。8月最終週の日曜日の午後、ココ2ヶ月で派手に散財したワタクシはほぼ虫の息状態でしたので自宅でジっとするハメに。
こんなときにはカメラと缶ジュース買うための小銭持ってブラブラするのが一番と思いつつも、外は朝からあいにくの雨。
写真好きには「雨が降ってるなら雨を撮れ!」という格言がありますが、さすがにそんな気合いも無いので自宅でマクロレンズを使い遊んでました。
そっこー飽きました。それにマクロレンズって疲れるんですよ。基本マニュアルフォーカスだし、変な体勢続けながら撮ること多いから汗ダラダラ。
仕方ないからゴロゴロしつつ読書にふけってる次第でしたが、ふと頭に浮かんだのが「うむ。こういうときにこそPCで現像ソフトの使い方をもう少し研究してみよう」という前向きなひらめき。
普段僕は写真をRAWデータで撮り、それをCanonの純正ソフト(無料)のDigital photo professional 4(以下DPP4)で現像しています。写真を撮る人で同じようなことをやってる方々はだいたいAdobeのLight roomを使うのでしょうけど、以前体験版で使ったときに「これ、Canonのカメラとレンズを使うという前提ならDPP4の方が好みだな。タダだし」と思ったため、それ以来ずっとコチラです。
とはいっても僕が現像ソフトで使う機能は、ほぼ露出とホワイトバランスをいじる程度ですので、詰めた使い方をしたことがありません。ですのでこの機会に・・・というわけです。
そんな感じでソフトを開いてみたところ、メニューにHDR合成の項目があります。「そういえばHDR合成ってやったことないな。あの塗り絵みたいな写真好きじゃないけど、モノは試しにやってみるとするかな」
今回はそんなお話です。
HDR合成とは?
DRとはダイナミックレンジのこと。そしてダイナミックレンジとは識別可能な最小値と最大値の比率のこと。それが「ハイ」ということは幅広いということ。別に写真用語ではありません。オーディオ関連でも使いますね。
んで、ここでいう合成について。
カメラのセンサーは人間の目ほどこのレンジが広くありません。明るくすれば「白飛び」するし、暗くすればもともと黒い部分が潰れます。つまり明るいところから暗いところまでの景色を忠実に一枚の写真で表現できません。
「だったら同じ写真を暗いのと普通のと明るいのを撮り、それを1枚に合成してしまおう」
という発想がHDR(ハイ・ダイナミックレンジ合成)ですね。
流行ったのは数年前で、正直現在では下火だと思います。数年前のカレンダーかなんかでよく見かけませんでしたか?CGみたいな写真を。アレですアレ。
僕も好きか嫌いで言えば好きな技法ではないですね。でも、やってみるのです。なぜならやったことないから。見るだけじゃなく撮る立場になった以上、食わず嫌いではいけません。なんでもやった上で「好きじゃない」と判断するべきなのですエッヘン。
準備するもの
同じところで撮った「明るい」のと「普通」のと「暗い」の、それぞれ3枚の写真。
それとHDR合成機能のついたPCソフト。もしくはカメラ。
これでオーケーです。
とはいっても僕もそんな露出を使い分けた写真なんてありませんでしたから、普通に一枚のRAWデータを3枚に分けて現像をしてみました。みんなそんなもんじゃないですかね?
ちなみに僕のiPoneSEのカメラアプリにも「HDR」という機能があります。が使ったこと無いのでよくわかりません。恐らくオンにすると連射で3枚記録されて、うまく白とびと黒つぶれを押さえたのが自動で合成されて出てくる機能じゃないかなと思います。ベターっと塗り絵みたいなね。
やってみる
ではやってみましょう。
暗いの。
普通の。
明るいの。
この3枚をセットします。そんで「開始」ってボタンを押します。するとそのままでは味気ない薄い味噌汁みたいな写真が出てきますので、いろいろメーターをいじって味付けします。それがコチラ↓↓
暗いところが持ち上げられ、明るいところが押さえられて、一枚の写真になったのがおわかりでしょうか?他にもやってみましょう。
というわけで
最初から「HDR合成するぞ!」という前提なら、それにふさわしい感じになったのですが、いかんせん手持ちのヤツで実験したため、いまいちアーティスティックにならなかったのはご愛嬌。
そう、この技法はCGアートに近いかもしれませんね。何かしらデザインの素材にするのであれば大いにアリだと思います。
ただ、やはり個人的に「これは写真なのか?」というとウーンという気がしないでもないかな(苦笑)恐らく僕がこっち方面に行くことは無いかと思われます。けれどもさっき書いたように試して実践してみないことには始まりませんからね。僕、こう見えて意外に貪欲なのであります。
というわけで今回はHDR合成を試してみたよ!の巻でした。あ、そうそう。もし身近で「ライブのフライヤー作りたいから何か素材無いすか?」とか「自主制作アルバムの表紙に使いたいのでこういう写真ないすか?」みたいな要望あれば相談してくださいね。バンドマン価格・・・というか経費程度、もしくはブツブツ交換(ライブのチケットとかCDとか)で応じますよ(笑)
もちろん地元のバンドに向けての話ね。僕はまだ酒田のバンドシーンにいろいろ借りが残っているもので。
ではまたっ!!