気合いの入った卒園・卒業ムービーを作るために。

どうもオガーです。久しぶりのブログ更新になります。世間はすっかり春になってるじゃありませんか。

そんなワタクシ、ここしばらく一体何をやっていたのかというと、予め明言していた通り2本の卒園記念ムービーと、それに伴って3本の謝恩会上映用ムービーを作っておりました。全部の尺を合わせると180分を超えるモノになっちゃったという大プロジェクト。

そりゃ眼精疲労からくる頭痛にも日々悩ませられるってもんであります。それも昨日の納品で無事終了いたしました。

さて、タイトルには「気合いの入った」などと書きましたが、言い換えればこれは「気持ちのこもった」という意味でしてね。

つまり「超ハイクオリティ&超高画質で誰もが驚きでのけぞっちゃうような」という意味での気合いではないです。

簡単にいうと、保護者のお父さんお母さん達であれば誰もが持っている、子供達や園、学校への感謝や愛着をどのようにして映像作品に投影するか、ということ。

ワタクシは去年、今年とまさにそういうことに全力で関わってきたため、たくさん得るものがありました。今年は立場的にこそいわゆる外注業者でしたが、心の中はいつでも保護者のつもりで作り続けてきました(それが良いか悪いかはこの際置いといて)

そんなわけで4月からの新年度に卒業卒園イヤーを控えている父母会長さん、そして役員候補のみなさん、ぜひ今回の記事を参考にして、一年後には「自分達ならでは」の素敵なムービーを残してくださいませ。

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準備すること(道具編)

最低限無くてはいけないもの。カメラとPCと編集ソフト。これです。

まずカメラ。より高価で高性能なカメラやレンズを用意すれば、比例して画像・映像のクオリティが高まっていくのは事実ですが、そこは青天井ですので一概に「これがおすすめ」なんてのはここでは省きます。ぶっちゃけ好きなのを使えばいいと思います。先にも言いましたが、今回の記事のテーマは、保護者ならではの視点から成り立つ作品作りということですから。

そしてPCと編集ソフト。コレ、具体的にいえば「きちんと編集ソフトがほぼストレスを感じることなく動作するPC」という意味です。

動画編集が難しいとかちょっとやってみたけど駄目だったとかいう人達の中には、恐らくスペックが足りていないPCで始めてしまい、やたら動作が重かったりプレビューがカクカクしたりとストレスを感じる環境だったことが多いんじゃないかなと思います。ここをきちんと準備すると、動画編集は楽しくなってくると思うんですけどね。周りにいるPCに詳しい人や販売店のスタッフさんに聞いてください。

そして動画編集ソフト。ほんと偉そうで申し訳ありませんが、ここで多くの方が非効率な選択をしちゃってるように思います。

それはフリーソフトを使ってしまうこと。windowsだったらムービーメーカー、macであればi Movieですかね。

僕はどちらも使った経験があります。というか普段使ってるのと併用したことが何度かある、が正しいかな。だけどやはり「え?こんなことも出来ないのか?」と思うことが多くてすぐにやめました。

他にも優秀なフリーソフトがたくさんあるらしいんですけど、ここは有償版を購入することをおすすめします。だって人様が見るもの、ましてや記念品を作るんですから、そこはしっかり投資しましょう。一年後、無事作り終えたからといって、そのソフトは無駄にはなりませんよ。すっかり動画編集が楽しくなってるはずですので、それ以降も何だかんだで使っていくはずです。

例えばこちら。僕が使ってるのはコレではありませんが、パっと見た感じ、機能的には十分な気がしますね。そもそも卒園ムービーとかは派手なエフェクトとか合成は必要ないと思うので、これ一本あれば出来るんじゃないかな。

準備すること(人間編)

ぶっちゃけ道具なんて何だっていいんです。やっていく上でその都度足りないものを補っていけばいいや、的な気楽な感じでオーケー。何度も言うように狙いは「保護者でしか作れないムービー」なわけであります。理路整然とした作りが欲しいならそれこそ専門業者に頼めばいいわけでしてね。あの方達はそれこそプロなんできっちりやってくれるはずです。

したがってこれから書くことの方がキモ。

まず「卒園DVD係は大変!」という話をあちこちで耳にします。中には「担当になってしまった人がのめりこみ過ぎて家庭崩壊寸前までいった!」なんて思わず耳を疑う話すらも。ヤ○ー知恵袋かなんかで見かけたんですけどね。

これってよく話を聞いてみるとパターンは同じで、だいたい年度後半(9月とか10月とか)に係を決めて、それから素材を保護者の皆さんや幼稚園や学校から集める。そして映ってる子と映ってない子などのバラツキを防ぎつつ、平均的にカット数を決めていきながら編集を進めていく。

いや、これは大変ですよ。誰だってノイローゼ気味になりますよ。

まず動き出しは年度初めです。もう最初の役員会で担当を決めちゃっていいレベル。必要なのは編集係2名。撮影係は写真、動画含む3~4名。

撮影係と言ったところで別にそういうのが大得意なお父さんお母さんでなければいけないってことはありません。ハンディカムタイプのビデオカメラ持ってる人なんてたくさんいるじゃないですか。一眼レフのデジタルカメラ持ってる人だって1クラスに最低1~2名はいるでしょう。別に最新で高性能のそれじゃなくて構わないんです。そういう人達をスカウトしましょう。

計5~6名のチーム。これだけでいいと思います。後述しますが、個人的には人数が多すぎてもダメかなと。

編集係が2名必要な理由は、とにかく一人に作らせては駄目です。必ず客観的な目を持った人が1人必要。音楽でも何でもそうですけど、例えばおっさんが一人で部屋で悶々としながら長時間かけて作ったものなんて危なくて仕方ありません。いや、これはほんとの話です。ダサいフォントでクサいテロップとかガンガン入れ始めますよホント。

そうテロップ。あれは非常に危ないシロモノです。というか極力使わないようにしましょう。幼稚園、保育園に対する感謝の気持ちだの、成長した子供達の姿に感激だの、とにかくそういった感情を説明的なテロップで補いたくなるなる気持ちはわかりますが、そこはグっと堪えてください。そもそもそれを写真や動画で表現しなくちゃいけないのがこういったプロジェクトなはずですから。

いざ、スタート

さぁチームも決まったら春からの行事をさっそく撮影していきましょう。

まず係はお子さん全員の名前と顔を覚えてください。いや、冗談ではなく。

そして日頃から顔を合わせることに声をかけてください。基本的なことです。

みんなは役者として訓練された子供達じゃありません。たまに必死こいて「はい!こっち向いて!笑って!」なんてテンパった顔と声でやってる写真好きのお父さんも見かけますが笑うわけがありません。子供をバカにするのもいいかげんにしろとドツキたくなります。

要は人と人とのコミュニケーションをちゃんと取りましょうってこと。大前提です。

それを踏まえつつ次にいきましょう。

学校にしろ幼稚園・保育園にしろ、必ずその季節ごとの目玉行事があるはずです。春の遠足、夏の夜祭り、秋の運動会や演奏会、冬のスキー教室みたいにね。年間行事予定表とにらめっこしながらチーム内でしっかり打ち合わせやってください。

ぶっちゃけこういうのは段取りが全てです。そして「何をどうやって撮る」というのをしっかり打ち合わせておけばさほど難しいことではないし、さらにいえば「想定もしてなかった奇跡的なショット」なんていうものはそのプロセスを踏んだ上で初めて出てくるもの。

各自が勝手気ままにカメラ回した状態の中それを求めるなんて、それこそだだっ広い砂浜の中からビーズを探そうという行為に近いわけであります。

では、何をどうやって打ち合わせするか?まずは全体の流れの確認とそれに沿った撮影ポイント決めですかね。

そもそも年間行事というものは「今年度初」というもの以外は昨年度も同じ流れでやっているわけで、そういうのを前年度の保護者、もしくは園や学校の先生から事前にしっかり聞いておいて、予め見せ場的なポイントを把握しておき、それに沿った撮影をする。これであります。

何だってそうですよね。映画やドラマが脚本や絵コンテに沿って撮影を行うのと同じです。

編集も始動

編集マンはひとつの行事が終わったら、すぐに作業に入った方が吉です。理由は2つ。

一つ目は自分も参加したはずの行事ですから、その熱と記憶が冷めないうちに始めるとやりやすい。

二つ目は、絶対に撮影した被写体(いわゆるお子さん達)にバラツキが出るはずなので、次の行事に向かって対策が出来る。

一つ目は読んで字の如く。問題は二つ目。

考えてみれば当たり前なのですが、お子さん達みんなの活き活きとした姿を撮るんだと意気込んでたところで、彼ら自身はそれぞれ輝く瞬間が違います。

遠足が嫌いな子。だけど弁当の時間は好き。

運動会は好きだけど、演奏会等の発表は苦手。

いつもツルんでる仲良しグループ。特定の仲良しはいないけど、誰とでも楽しそうに遊べる子。

ほんとさまざまなんです。さまざま。

子供にとって遠足はきっとみんな楽しいだろう。太陽の下でニコニコ歩くはずだろう。

運動会はみんな一生懸命走るだろう。負けたら悔しがるはずだろう。

んなわきゃーない。それは幻想。ジジババが描く理想の孫像みたいなもんです。

ですのでありのまま初めてオーケーです。輝いてる瞬間を集めて作る。

んで、例えば春の遠足のムービーが完成したら、そのときカット数が少ない子だったり、いい表情が無かった子をしっかり把握して、次の行事ではきちんと狙いに行ってください。それでいいんです。全ての完成後に極端なバラツキが無ければ無問題。

早めに始動するのが大切というのはこういう意味もあるわけです。

注意すること

すでに長々と書いておりますが、やはり一記事で全ては書ききれません。続きは検索エンジン等でのアクセスによる需要の有無を確認しながらにしたいと思います。

ただ「要注意!」ということだけは書いておきます。

まず、「PCが得意なお父さん」を編集係にしない方がいいです。正確にはそれだけで、という意味です。

PCが得意といってもいろんな得意があります。

文書作成ソフトや表計算ソフトが得意なことは動画製作に全く関係ないのに、何故かそういう方が選出されてしまうパターンが多いと聞きます。

個人的にはそんなことよりもともと音楽や絵画、ドラマや映画が好きだったりすることの方が重要な気がします。むしろPCのスキルは「何でも検索エンジンや編集ソフトのヘルプページなどで調べて自ら解決しようとするクセ」さえあればいいんじゃないかと。

あと前述しましたが、制作チームは大人数にしない方がいいです。

大人数で撮影しても使える素材の量に大きな違いは無く、ということはせっかく撮ってもらったのに不採用になってしまうデータがたくさんあるわけで。

もし、みんな同じ志でプロジェクトを進められれば、それらも理解してもらえるわけですが、中には「せっかく我が子よりもみんなを優先して撮影に励んだのに、使われたデータが少なかった」と不満を持ってしまう方が出てくるかもしれません。

やはりそういったことは避けたいじゃないですか。けれども人数が増えれば増えるほどそのリスクも増えるし、かといって「いいのが撮れたら提供するよ」といった方のデータはまずアテになりません。基本的にいいのは撮れるものではなく、撮りにいかないと撮れませんので。

あとは当たり前なんですが、園や学校に迷惑を掛けないこと。あくまで保護者の立場として作るわけですから特別撮影エリアを優遇される必要も、それを要求する権利もありません。

みんなのために作っているとはいっても、そこはイチ保護者の立場として立ち回ってください。制約の中であれこれ工夫したり知恵を使ったりしながら作ってこそ「気合いの入ったムービー」になるんだと思いますよ。

最後に

ここまで読んでお分かり頂けるように、一番難易度が高いのが最初のメンバー集めになります。

こういっては身もふたもないのですが、もし最初の段階で「無理だ!」と感じたなら、すぐに「自分達の代は作らないことにしよう!」という方向に持っていった方がいいのではないかと思います。

自分のことを思い出してみると、そもそも「気合いの入った卒園ムービーを作ろうぜ!」というのはメンバーが揃っていたからです。

ハイアマチュアの写真カメラマンのお父さん。

職業カメラマンの僕の妻。

頑張れば動画編集ソフトが使えそうな僕。

そして何より協力してくれそうな雰囲気だった父母会。

たまたま条件が恵まれていたんですよね。

今は動画コンテンツ全盛の時代ですから、どうしても卒園ムービー(僕は卒園DVDという言い方が好きじゃありません。なぜなら半分はブルーレイディスクで収めていますから)という方向に行っちゃう気持ちもわかります。

けれどもほら、例えば卒業アルバムとは別に、保護者の立場からの日常スナップをふんだんに盛り込んだフォトアルバムを作るとかね。こんな感じでいくらでも保護者ならではの卒園・卒業記念品ってアイディアひとつで出来るじゃないですか。

どうしてもムービーを作るのであれば、逆に「スマホだけで作る卒園ビデオ」とかね。全部スマホで撮ってスマホ用のフリーソフトで編集して、卒園式が終わったらクラウドにあげてみんなで共有する。これだったら経費もかからない。

今年度2件も請け負った僕がこんなことを言うのも変な話ですけどね。けれどもどちらも保護者の方々や担当の方と密に連携取れたからこそ実現できた話でありまして、あんなふうにやれるんであればいくらでも引き受けたいお話ではあります。何しろ楽しいからね。

逆に言うとそういうコミュニケーション無しで丸投げ的な話ならやりませんけどね。やらない、というかやれないってだけですが。

というわけで長々と書きましたが、とにかくようやく僕にも晴れて春が来た感じです。何だか気が抜けちゃいましたが、このまま止まらずにまた新しい何かを探しつつ楽しくやっていこうかと思っておりますので今後ともよろしくお願いいたしまーす。

ではっ!

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