どうもオガーです。今回、何か思わせぶりなタイトルですがいつものように写真の話です。いやカメラやレンズの話になるのかな?興味の無い方にはマニアックな事象に感じるかもしれませんが、音楽とか文学とかそちら系をやってる方には何か通ずるものがあると思うので、まぁお時間あるなら読んでみて下さい。
とりあえず作例を見てもらったほうが早いので、まずは先日息子のプール教室の待ち時間の間に撮ったスナップをどうぞ。場所は酒田市日和山公園から西の日吉町方面。カメラはCanon EOS6Dに単焦点50ミリレンズEF50F1.8STMを付けてます。
作例
妙な違和感
こうやって出来上がったのを見るといつもの自分が撮ってるような写真です。特に今回はフルサイズ機の一眼レフだし夕方ながらよく写ってる。
でも実際は「何かがおかしい」と違和感を抱えながらずっと撮ってましてね。一時間弱の散歩だったかな?70回ほどのシャッター切りながらずっとモヤモヤしてたんですよね。
こんな感じでカメラ持って散歩するのも1年以上経過したわけですけど、初めてですねあんな違和感は。
何と申しましょうか。これまでも上手くいかなくてモヤモヤしたことはあったんですけど、それはまぁその場でハッキリと原因がわかるわけですよ。「上手くいってない」という原因がね。
だから今回みたいに「それなりに撮れてるのにしっくりこない」ってのは初めてでしたね。
帰ってから鬼に聞いてみた
自宅に帰ってRAW現像したものを見せつつお茶を飲みながらPCの前に座っている鬼に聞いてみることにしました。今日感じた違和感のことを。
ここでいう鬼とはご存知ワタシの妻で、この人、今は写真館勤めのカメラマンですが、美大生だった頃は毎日カメラ抱えて東京の街でスナップを撮ってたそうです。その頃はフィルムカメラだろうからおカネかかったでしょうね。
僕のスマホを渡しAmazonPhotoに保存した写真を見せます。毎度のことですが僕はこの瞬間が一番イヤです。「それっぽいだけ」だの「上っ面」だの「こういう撮った自分をよく見せたいだけの写真が一番見ててムカつくんだよね」だの言います。んなクセに具体的なアドバイスはしてくれたことがありません。「言語化するのが面倒くさい」とか言って。
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・どうすかね?」
「・・・・・いや、特別悪くは無いが」
「・・・が?」
「焦点距離は何ミリのレンズ?」
「50ミリの単焦点です。50ミリが一番好きなので」
「普段のコンデジは何ミリだっけ?」
「広角側で28ミリです。ちょっとだけズームするときも多いです」
「じゃあそれに慣れてしまったんだろう。28~35ミリで撮るようなイメージのまま50ミリで撮ってしまっている。」
「はぁ」
「ほら、このへん窮屈。こっちはほら、ほんとはこの切れてる道もフレームに入れたかったはずだ」
「じゃ、じゃあどうすればいいんですかね?」
「28ミリか35ミリのレンズで撮ればいいんじゃない?」
「でも50ミリが好きなんですよ」
「知らん」
困った
さっきからミリミリ書いてて、そちら方面興味の無い方にはさっぱりで申し訳ない。いわゆる焦点距離のことで、それが変わればいわゆる画角が変わります。
つまり僕はいつも携帯しているRX100というコンデジでスナップやってて、その常用焦点距離が主に28ミリの画角なのです。つまりそれで上手く撮ろうとあーだこーだやってるのですっかりそれに慣れちゃってしまったというわけですな。
これがRX100の広角側28ミリの画角。ちなみにiPhoneも確か28ミリです。いわゆるレンズの標準域といえば35ミリか50ミリというのが定説なので28ミリはやや広角と定義付けされますね。
んで何がそんなに困るのかというと理由は2つ。
まず一つは僕が50ミリで撮られたスナップ写真が好きということがあります。他人様が撮ったやつね。
そしてもう一つ。僕が所持してるEOS6Dという一眼レフにおいて50ミリの単焦点レンズっていうのが非常に持ち出しやすいんですよ。機動力という意味で。
確かにウチには35ミリの単焦点(ズーム出来ないレンズ)も24-105ミリのズームレンズもあるにはあるんですが、やはりあの小さくてよく写る50ミリレンズがね・・・・好きなんですよね。
解決策といたしましては
これももう二つしかない。
50ミリの撮り方を同時進行で修行する。もしくはこのままサマになってきた28~35ミリのスナップ道を突き進む。
果たしてどっちがいいんでしょうか?もし僕がいま写真教室に通ってるとしたら先生に投げかけたいのはこの質問です。・・・まぁ「全部やれ」と言われそうですけどね。
そんな感じでね。こんなことを朝からマジメに考えてる僕もだんだん病気みたいになってきましたね。
そうだ。鬼じゃなく同じくカメラマンのSMILE PEACEに聞いてみよう。今度ラーメンでも食いながら。
ではまたっ!!